泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション49

ゆきどけづかのしろへび

雪どけ塚の白ヘビ

千葉県( ちばけん ) 船橋市 ( ふなばしし )

  • 関東エリア
  • 2023年度
  • 漁・航海への安全
  • 地名等の由来
  • ヘビ
  • 白梅進
海であらしにあった漁師が
陸上の白ヘビの目の光をたよりに
無事に帰ることができた
  • 関東エリア
  • 2023年度
  • 漁・航海への安全
  • 地名等の由来
  • ヘビ
  • 白梅進

こんなお話...

昔、夏見城というお城を囲む土塁(どるい)の近くに「雪どけ塚」と呼ばれる不思議な小高い塚(つか。土がもり上がっているところ)があった。その上にはりっぱな松の木が生えていて、根元の大きなあなに住む白ヘビが、夜になると松の木の決まった位置に姿を現した。その光る目の美しさとやさしく気品のある姿を、村人たちはおそろしさもわすれてうっとりとながめていた。ある日、漁に出ていた2人組の漁師の舟(ふね)が急なあらしにまきこまれた。すっかり沖に流されてしまい浜(はま)にもどる目印をなんとか見つけようとしていたそのとき、はるか遠方に青い光を見つけた。その光を白ヘビの青い目だと信じて死に物ぐるいでかいをこぎ続けた2人は……

学びのポイント

千葉県船橋市の海は、かつては徳川家に魚や貝をおさめるほど豊かな漁場でした。一方で、漁に出た際に方角を見失うなど、海の事故も多く起こっていました。漁から無事にもどるために、街中に灯台のあとが数多く残っています。特に船橋大神宮に残る灯明台は、日本の灯台の進化の歴史を伝えています。民話の中で灯台の役目を果たしていたとされる白ヘビが、海に住む人々のくらしを見守り、海の安全を守っているのです。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 神尾香菜子
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 白梅進
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・美術・色彩設計 白梅進
背景 ルル・ダミアン
撮影 伊勢智寿美
制作進行 佐々木京子
制作協力 リバティアニメーションスタジオ
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典(ワールドエッグス)
PR 阪口あき子、柴田熊至(ワールドエッグス)、岸田結花(みなとカンパニー)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

千葉県 ( ちばけん ) 船橋市( ふなばしし )

千葉県北西部の東京湾最奥部に位置。都心や成田空港へのアクセスがよく、沿岸部には恵み豊かな干潟「三番瀬」、内陸部には工業地、商業地、住宅地、農地が広がります。農業では小松菜、にんじん、枝豆、梨、漁業ではホンビノス貝、スズキ、海苔などが特産。

海のエピソード

  • 東京湾岸における海上交通の一拠点であり、船橋沖は、江戸時代に徳川家の御菜浦(おさいのうら)として、魚や貝を献上する良好な漁場だった

民話スポット

意富比神社(船橋大神宮)おおひじんじゃ(ふなばしだいじんぐう)

平安時代に編纂された「延喜式」にも記載される由緒ある神社。社領の寄進を受けるなど、徳川家康との縁が深く、境内には家康・秀忠をまつる常磐神社があります。境内にある灯明台は和洋折衷デザインが特徴的な建造物で、市の景観重要建造物に指定されています。

所在地

千葉県船橋市宮本5丁目2−1

観光スポット

ふなばしアンデルセン公園ふなばしアンデルセンこうえん

風車や農家など、デンマークの田園風景を再現した公園。園内にはアスレチック、芝生広場、動物とのふれあい広場など、子ども大人も楽しめる施設があります。デンマーク出身の童話作家アンデルセンにちなんだ美術館もあり、展示会やワークショップも頻繁に開催。

所在地

千葉県船橋市金堀町525番

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