泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション90

かみさまのたびらき

神さまの田びらき

長崎県( ながさきけん ) 対馬市 ( つしまし )

(YouTubeは2月8日に公開)

  • 九州・沖縄エリア
  • 2024年度
  • 地名等の由来
  • 土地の特徴
  • 神様・仏様
  • 西内としお
貧しい村人たちのため
海を田んぼに変えようとした神様がいた
  • 九州・沖縄エリア
  • 2024年度
  • 地名等の由来
  • 土地の特徴
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  • 西内としお

こんなお話...

昔、今里に金木黒太郎と大島という二人の神様が住んでいました。ある時、島の神様の寄り合いで、黒太郎が「この広い浅茅(あそう)を田んぼにしないか」と持ちかけます。しかし、「そんなことできるわけがない」と馬鹿にされてしまいます。 悔しい黒太郎は「それなら今夜のうちに仕上げてしまうぞ」と決心します。すると、そこに大島が加わってくれました。 牛を使って浅茅を耕す作業は順調に進みましたが、そこに邪魔をする神様が現れました。 邪魔をする神様の仕業で、夜中なのに「コケコッコー」とけたたましい鶏の鳴き声が響きます。その鳴き声に牛は驚き……

学びのポイント

神さまが田んぼにしようとした浅海(あそう)は、現在の浅茅湾(あそうわん)です。残念ながら田んぼ作りはかないませんでしたが、神さまは小さな島となって人々を見守り、美しい海からアワビやサザエなどの恵みをもたらしました。豊かな海の幸は、村人の暮らしを大いに助け、大小様々な島が浮かぶ美しい風景は、暮らしを支える恵みでもあるのです。美しい海が目の前にあること、そして海からの恵みに感謝する心を学ぶことができます。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 並木さとし
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 西内としお
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・美術・背景・色彩設計 西内としお
撮影 谷口英男
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典
PR 阪口あき子、吉田さおり、柴田熊至、高田奨、庄司繭子
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

長崎県 ( ながさきけん ) 対馬市( つしまし )

九州本土から約132km北にある離島。朝鮮半島まで約50kmの位置にあり、古代から現代に至るまで国境の島として国防や外交の要所として重要な役割を果たしてきました。島全体の約9割が山林で、標高200~300メートル級の山々が海岸まで続き、場所によっては100メートルの断崖絶壁になっています。

海のエピソード

  • 日本神話「海幸彦・山幸彦」の山幸彦(ヒコホホデノミコト)と、海の女神・トヨタマヒメをまつる神社「和多都美(わだつみ)神社」があり、海中にたたずむ鳥居が特徴的。神話では、トヨタマヒメはこの地で子を産んだとされる
  • 漁業が主要産業のひとつで、真アナゴやサザエなどの水揚げ量は日本一を誇る(2024年現在)。クロマグロの蓄養や真珠養殖も行われている

民話スポット

浅茅湾あそうわん

対馬市の中央部に位置し、リアス海岸の複雑な入り江と多数の小島が美しい景観を生み出しています。古代から天然の良港として知られ、飛鳥時代には湾南部の黒瀬城山に金田城が築かれ、今は遺跡となっています。釣りやシーカヤックのスポットとしても人気があります。

所在地

長崎県対馬市美津島町・豊玉町

観光スポット

特別史跡金田城跡とくべつしせきかねだじょうあと

飛鳥時代、唐や新羅からの侵攻に備えるために築かれた山城。山の中腹に築いた石の城壁で山頂付近をぐるりと囲む堅固な構造が特徴で、1300年以上経った今も城壁が残っています。ロシアとの緊張が高まった明治時代には山頂付近に砲台が築かれ、軍の要塞として使用されました。

所在地

長崎県対馬市美津島町黒瀬

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