うとうとうげ
善知鳥峠
長野県 塩尻市
- 中部エリア
- 2023年度
- 地名等の由来
- 海・湖・川のつながり
- 鳥
- ノコゆかわ
山の中まで追ってきた親鳥が、
つかれて力つきた
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- 鳥
- ノコゆかわ
こんなお話...
めずらしい海鳥の善知鳥(うとう)の巣を見つけた陸奥(むつ=今の東北地方の一部)の国の猟師(りょうし)である弥七(やしち)は、親鳥の声をまねてひな鳥をおびき寄せ、つかまえた。昔は善知鳥を主君におくったり神前にそなえる風習があり、弥七はひな鳥を主君におくるために都へ旅立った。親鳥は悲しんで鳴きながら空を飛び回り、ついてきた。東山道を進み、信濃(しなの=今の長野県)へ入ったころには秋も過ぎて冬になっていたので、親鳥はすっかりつかれきって力つきてしまった。雪の上で善知鳥を見つけた里人は……
名場面集
学びのポイント
海のない長野県にある峠(とうげ)の名前が海鳥である善知鳥(うとう)に由来していることから、海の始まりは山の中の水源であり、山と海との深いかかわりを読み取れます。物語の中で親鳥は、海辺でとらわれたわが子を追って、遠い山の中まで追いかけてきます。生き物は、鳥も人間も変わらない愛情を持っていることが分かります。また、長野県で「塩」の名前がついているこのエリアは、沿岸部で作られた塩の流通と関係があると言われており、交易のルートがあったことで猟師(りょうし)の旅が成り立っていたことも、わすれてはいけません。
制作チーム
語り | 四宮豪、冨田泰代 |
---|---|
脚本・キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 | ノコゆかわ |
企画・製作 | 日本財団「海と日本プロジェクト」、 一般社団法人日本昔ばなし協会 |
美術・背景 渡辺由美
撮影 赤坂幸平
制作協力 ゴリラ
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典(ワールドエッグス)
PR 阪口あき子、柴田熊至(ワールドエッグス)、岸田結花(みなとカンパニー)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
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「海ノ民話」の
ふるさと紹介
長野県 塩尻市
海のエピソード
- 信濃川水系と天竜川水系の河川が流れる、太平洋と日本海の分水嶺のまち
民話スポット
分水嶺公園
所在地
長野県塩尻市旧塩尻(国道153号沿い)
観光スポット
中山道奈良井宿
所在地
長野県塩尻市大字奈良井