泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション82

かにのふんどし

蟹のふんどし

鳥取県( とっとりけん ) 鳥取市 ( とっとりし )

(YouTubeは12月24日に公開)

  • 中国エリア
  • 2024年度
  • 土地の特徴
  • 本多敏行
山奥の村に住む若者が
ごちそうのカニを目の前にして
驚きの行動に出た
  • 中国エリア
  • 2024年度
  • 土地の特徴
  • 本多敏行

こんなお話...

佐治の山奥に住んでいる若者が、海沿いの村から嫁をもらいました。ある冬の日、嫁の実家から招待の手紙が届きましたが、普段よそへ行ったことのない田舎暮らしの若者は、行儀作法について両親に聞くことにしました。父親は「浜の家ではこの時期、蟹がごちそうに出るので、まずふんどしをはずして食べるのが作法だ」と言い、母親は「熱い茶が出でたらフウフウ吹いては行儀が悪いので、たくあんを入れてかきまぜると良い」と言います。若者はうんうんとうなずき、出掛けました。嫁の実家に着くと熱いお風呂や、蟹のごちそうが振舞われますが……

学びのポイント

山辺と海辺の文化の違いや、それによっておこる勘違いが描かれています。また、古くから鳥取では、お客さんをもてなすごちそうとしてカニを出していたことがわかります。カニのふんどしと人間のふんどしをかけながら、「人の話をしっかりと理解することの大切さ」をユーモアたっぷりに伝えるこのお話は、親から子へと、楽しく語り継がれてきました。このような、佐治の人々のおもしろおかしな物語は「佐治谷(さじだに)ばなし」として、鳥取市の無形民俗文化財に指定されています。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本・キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 本多敏行
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
原画 本多敏行
美術・背景 小山貴大
色彩設計 寒河江舞夢
撮影 伊藤正弘
制作進行 宮本和也
制作協力 エクラアニマル
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典
PR 阪口あき子、吉田さおり、柴田熊至、高田奨、庄司繭子
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

鳥取県 ( とっとりけん ) 鳥取市( とっとりし )

鳥取県東部、千代川流域に広がる鳥取平野に位置する県庁所在地。江戸時代には鳥取藩池田家の城下町として栄え、今も町割りなどにその面影を残しています。広大な鳥取砂丘も有名で、特に夕暮れ時のオレンジ色に染まる砂丘と日本海のコントラストが印象的です。

海のエピソード

  • 鳥取砂丘の西の端にある「白兎(はくと)海岸」は、古事記に描かれている神話「因幡(いなば)の白うさぎ」のできごとがあった地とされており、美しい景観と水質の良さから「日本の水浴場88選」に選ばれている
  • カニが主役の水族館「とっとり賀露かにっこ館」があり、鳥取県近海でとれる松葉ガニやベニズワイガニ、世界最大のカニであるタカアシガニなど、さまざまな種類のカニを展示している

民話スポット

鳥取港(賀露港)とっとりこう(かろこう)

カニや白イカをはじめ、さまざまな海産物が水揚げされる港。周辺には、海の幸が並ぶ直営店や干物・乾物の店、海鮮市場「かろいち」、海鮮が手頃に食べられる市場料理の店、地元の野菜や和牛も揃う地場産プラザ「わったいな」など、多彩な食物販の店が立ち並ぶ。

所在地

鳥取県鳥取市賀露町

観光スポット

鳥取砂丘とっとりさきゅう

鳥取市の日本海側に広がる全長16km、最大幅2.4kmの砂の海。風が砂に描くしま模様「風紋」や、高さ約47mの砂の丘「馬の背」など、異国のような景色が広がります。砂の像を展示する砂の美術館やラクダ乗り体験など、ここでしかできない体験も充実。

所在地

鳥取市福部町湯山

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