【表敬訪問】鳥取県鳥取市「蟹のふんどし」が完成

鳥取県鳥取市が舞台の海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が深澤市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。
(開催日時)
2024年12月23日(月)13時30分~14時
(会場)
鳥取市役所・市民交流センター多目的室1
当日は、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワーク、コラボ商品開発などについてのフリートーク、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈が行われ、今後の地域における活用に期待が高まりました。
鳥取県鳥取市の海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」はこんなお話▼
佐治の山奥に住んでいる若者が、海沿いの村から嫁をもらいました。ある冬の日、嫁の実家から招待の手紙が届きましたが、普段よそへ行ったことのない田舎暮らしの若者は、行儀作法について両親に聞くことにしました。父親は「浜の家ではこの時期、蟹がごちそうに出るので、まずふんどしをはずして食べるのが作法だ」と言い、母親は「熱い茶が出でたらフウフウ吹いては行儀が悪いので、たくあんを入れてかきまぜると良い」と言います。若者はうんうんとうなずき、出掛けました。嫁の実家に着くと熱いお風呂や、蟹のごちそうが振舞われますが……
<深澤市長コメント>
鳥取市佐治町の文化資源「さじ谷話」のアニメ製作頂いたことと、「海ノ民話のまち」として認証頂いたことに感謝します。鳥取県内3例目とのことをお聞きし非常に光栄です。各地域の海にまつわる民話を発掘し、民話に込められた思いを子どもたちにわかりやすいようにアニメ化されています。さじ谷話は、早合点による失敗談、現実にはあり得ない法螺話、相手を智恵でやっつけ留飲を下げる頓知話など、その当時の佐治の日常にありそうなお話をまとめたもので、面白おかしく後世の人々に、口伝えにより引き継がれてきた、地域の大切な宝です。アニメを見た人たちが、佐治地域に来たいと思う契機になることを望んでいます。