泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション41

ちょうじゃとがたろう

長者と河太郎

長崎県( ながさきけん ) 松浦市 ( まつうらし )

  • 九州・沖縄エリア
  • 2022年度
  • 海への畏敬・感謝
  • 土地の特徴
  • 河童
  • 渡辺三千成
島の間を行き来しやすくするため、
河童の一族と協力して工事を行う
  • 九州・沖縄エリア
  • 2022年度
  • 海への畏敬・感謝
  • 土地の特徴
  • 河童
  • 渡辺三千成

こんなお話...

昔、松浦(まつうら)市の青島は3つの島に分かれていて、島民たちは行き来に苦労していた。この島々をひとつにするために、長者が工事を計画したが上手くいかない。こまった長者が神様に相談したところ、じゃまをしているのは河童(かっぱ)の河太郎(がたろう)一族で、頭(かしら)に会って話してみることをすすめられる。長者は頭をつかまえて工事を手伝ってくれるようにお願いすると……

学びのポイント

長崎県の離島(りとう)である青島は、緑豊かな自然と美しい海に恵まれることから、漁業と農業をかねて生活する「半農半漁」で暮らしを立てる人もいます。氏神様への熱心な祈り(いのり)や、水や海を表す河太郎と協力しながら開発を成功させる島民の姿から、島の人々が昔から自然界と共存して生きてきたことがうかがえます。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 渡辺三千成
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
文芸・作画・美術・背景・色彩設計・撮影 渡辺三千成
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 ワールドコア
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
ラインプロデューサー 沼田友之介
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至(WORLD EGGS)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

長崎県 ( ながさきけん ) 松浦市( まつうらし )

伊万里湾の沖合いに浮かぶ島々を含む、長崎県北東部の自然豊かなまち。元寇終焉の地であり、アジの漁獲量日本一を誇る「アジフライの聖地」としても知られます。トラフグ、クロマグロ、クルマエビなどの産地でもあり、歴史的に海と深く関わってきました。

海のエピソード

  • 肥前沿岸一帯を拠点に船を自在に操り、壇ノ浦の戦いや元寇など数々の戦いで活躍した水軍「松浦党」発祥の地。市内に松浦党の足跡が点在するほか、元の沈没船が発見された鷹島南岸の海域が海底遺跡としては日本初の史跡に指定された。

民話スポット

宝の浜海水浴場ほうのはまかいすいよくじょう

民話の舞台となった青島は、松浦市本土から6.3km(フェリーで約20分)に位置する人口約180人の島。約100m先まで遠浅の「宝の浜海水浴場」や、松浦氏の祖霊をまつる七郎神社、子安観音像などがあります。
島の活性化のため体験型旅行事業を受け入れており、豊かな自然と海を生かした民泊体験などを通して県外の修学旅行生と交流を深めています。

所在地

長崎県松浦市星鹿町青島免701-10

観光スポット

「アジフライの聖地 松浦」石工モニュメント「アジフライのせいち まつうら」いしくモニュメント

日本一の水揚げ量を誇る鮮度抜群のアジを活用したアジフライの魅力を伝える「松浦アジフライ憲章」に基づいて製作されたモニュメント。市内に5カ所あります。材料の石工品は「松浦の極み」産品のひとつで、地元産の阿翁石(あおういし)製。

所在地

長崎県松浦市志佐町庄野免226-30(松浦海のふるさと館)

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