泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション45

かみわりいわ

神割り岩

宮城県( みやぎけん ) 南三陸町 ( みなみさんりくちょう )

  • 北海道・東北エリア
  • 2023年度
  • 海への畏敬・感謝
  • 地名等の由来
  • 土地の特徴
  • クジラ
  • いとうのりひこ
村境の争いが絶えない浜に
クジラが打ち上がり、
神様の教えに従って分け合った
  • 北海道・東北エリア
  • 2023年度
  • 海への畏敬・感謝
  • 地名等の由来
  • 土地の特徴
  • クジラ
  • いとうのりひこ

こんなお話...

昔、志津川(しづがわ)の戸倉寺浜(とぐらてらはま)と北上の十三浜では、村境の争いが絶えなかった。ある年、不漁が続いて食べるものにもこまっていると、村境あたりに大きなクジラが打ち上がった。両方の村人がおたがいに自分たちのものだと言い張り、争いがはげしくなってきた時、稲妻(いなずま)が走って大きな音がし、クジラの近くの岩に雷(かみなり)が落ちて割れ目ができた。村人たちは、神様からの「争いをしないで仲よく分け合え」という教えであると理解して……

学びのポイント

限られた海のめぐみを自分だけがひとりじめするのではなく、みんなで分かち合い、ともに支え合いながら生きていくことの大切さを学ぶことができます。民話に出てくる宮城県南三陸町の場所は神割崎(かみわりざき)とよばれ、毎年2月と10月の10日間ほど、岩のさけ目の向こうに神々しく光る、海からの美しい日の出を見ることができます。それは自然が織りなす夢のような風景です。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 並木さとし
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 いとうのりひこ
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・美術・背景・色彩設計・撮影 いとうのりひこ
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典(ワールドエッグス)
PR 阪口あき子、柴田熊至(ワールドエッグス)、岸田結花(みなとカンパニー)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

宮城県 ( みやぎけん ) 南三陸町( みなみさんりくちょう )

宮城県の北東部に位置し、仙台市街地から車で1時間半程度。三方を山に囲まれて一方が海に面し、志津川湾を囲むように23の漁港があります。三陸復興国立公園の一角を形成。震災・防災学習や環境教育をテーマとした教育旅行・研修旅行の受け皿となっています。

海のエピソード

  • リアス海岸が織りなす深く入り組んだ湾の環境を生かし、古くから養殖漁業で栄えてきた。宮城県を代表するブランド「みやぎサーモン」のほか、ワカメ、ホタテ、ホヤ、カキなどが主力魚種

民話スポット

神割崎かみわりざき

南三陸屈指の景勝地で、2つに割れた奇岩の間から荒波がしぶきを上げて押し寄せる様子は迫力満点。全国の「白砂青松百選」に選ばれ、例年2月中旬と10月下旬には岩の間から登る日の出が望めます。隣接するキャンプ場は、温水シャワーのあるサニタリーハウス、レストラン、ログハウスなど完備。

所在地

宮城県本吉郡南三陸町戸倉寺浜地内

観光スポット

道の駅「さんさん南三陸」みちのえき「さんさんみなみさんりく」

南三陸さんさん商店街、東日本大震災伝承館「南三陸311メモリアル」、観光交流施設、JR志津川駅が一体となった道の駅。 日本を代表する建築家・隈研吾氏監修のもとで設計され、展望台から一望できる志津川湾や震災復興祈念公園などの景観にも配慮されている。

所在地

宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201番地5

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