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宮城県南三陸町の神割崎でフィールドワークを実施

活用イベント
2024年2月16日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月11日(日)、海ノ民話アニメーション「神割り岩」のフィールドワークを、民話の舞台である宮城県南三陸町で実施しました。

早朝6時、気温0度という冷え込みの中、約60人の参加者が民話アニメで描かれた場所「神割崎」に集合。1年の中で20日ほどしか見られないという2つに割れた岩の間から朝日が昇る瞬間を待ちました。

日の出を待つ間、tbc東北放送の星野気象予報士から「なぜ毎年2月と10月に岩の間から朝日が昇るのか」「アニメで語られているように本当に雷で岩が割れたと考えられるのか」など、気象学に基づいた解説を聞きました。可能性はとても低いが、雷による水蒸気爆発で岩が割れたと考えれば、全く起こりえないわけでもないとのお話に、一同納得。

6時30分頃、水平線から太陽が顔をのぞかせると雲の切れ間から光が差し込み、神割岩の間から見事な朝日が昇りました。参加者からは「おー!」と感嘆の声が上がり、感動的な瞬間を共有しました。

参加者からは「早起きした甲斐がありました!」「民話から学ぶ教訓を心掛けていけたらと改めて思いました」「フィールドワークに参加して、海や自然の美しさに触れることができました」との声が聞かれました。

海ノ民話アニメーション「神割り岩」

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