泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション31

あぶがしまのだいじゃ

虻が島の大蛇

富山県( とやまけん ) 氷見市 ( ひみし )

  • 中部エリア
  • 2022年度
  • 土地の特徴
  • 環境保全
  • 地名等の由来
  • ヘビ
  • ふくだるな
人が入らない自然豊かな島で、
若い漁師が大蛇のいかりにふれる
  • 中部エリア
  • 2022年度
  • 土地の特徴
  • 環境保全
  • 地名等の由来
  • ヘビ
  • ふくだるな

こんなお話...

富山湾(とやまわん)にうかぶ「虻(あぶ)が島」は、昔は「蛇(へび)が島」と呼ばれ、島の中央のいずみに大蛇(だいじゃ)が遊びにくるので、人間は立ち入らない島だった。ある日漁師の若者が島の美しさにひかれ、おきてを破って上陸すると、雨雲が広がって大蛇が出てきたので、あわててにげ出した。若者が島をはなれると……

学びのポイント

富山湾の虻(あぶ)が島は、海面が上がったり、波にけずられることによって少しずつ小さくなってはいますが、今でも富山県で最も大きい島として知られています。虻が島は、富山湾に流れる暖流と冷たい深層水のため、南北の島にさく植物や、多種多様な海藻(かいそう)類、海生動物が生息している、生物学上貴重な場所になっています。豊かな生態系を人間の手でこわすことのないよう、これからも希少な自然を見守っていくことが望まれます。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 すぎはらちゅん
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 ふくだるな
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・美術・背景・色彩設計 ふくだるな
撮影 伊藤正弘
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 ワールドコア
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
ラインプロデューサー 沼田友之介
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至(WORLD EGGS)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
もっと見る

海ノ民話
ふるさと紹介

富山県 ( とやまけん ) 氷見市( ひみし )

富山県の西北部、能登半島のつけ根の東側に位置し、富山湾に面します。漁業が盛んで、「ひみ寒ぶり」をブランド化。広辞苑にも載る「氷見鰯」は江戸時代からの特産です。氷見海岸から海越しに見える3000メートル級の山々(立山連峰)は写真愛好家に人気の景観。

海のエピソード

  • 古くから漁業の町として知られ、定置網漁は400年以上の歴史を持つ。自然に負荷を掛けない持続可能な漁法として「日本農業遺産」にも選ばれている

民話スポット

虻が島あぶがしま

富山湾最大の島である虻が島は、富山県指定名勝・天然記念物。寒暖両性の植物が混生するほか、周辺の海には海草やウミウシの仲間などが多く、生物の宝庫となっています。現在は渡航できませんが、氷見市姿や中田の海岸から、海越しの立山連峰とともに遠望できます。

所在地

富山県氷見市姿

観光スポット

大境洞窟住居跡おおさかいどうくつじゅうきょあと

日本で最初に調査された洞窟遺跡で、国指定史跡になっています。北部の灘浦海岸に面し、波の侵食によって形成された自然洞窟。奥行き35メートル、入り口の幅18メートル、高さ8メートル、洞窟内にある白山社本殿の周囲を歩いて見学可能です。縄文時代中期~中世の6つの文化層が確認されています。

所在地

富山県氷見市大境(白山社境内)

ほかのアニメーションを見る

PICK UP