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石川県加賀市で「お夏のがんど」の上映会を実施

活用イベント
2025年1月16日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年1月14日(火)、石川県加賀市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「お夏のがんど」の上映会を加賀市立橋立中学校体育館で実施しました。

「お夏のがんど」は、親孝行な娘が生計をたてるためサザエをあと一つ採ろうと、入ってはいけないといわれていた海の奥深くのがん洞の中へ潜っていき、戻らぬ人となったというストーリー。

上映会には、加賀市立橋立小学校の児童88名と保護者60名が参加。上映が始まると子どもたちは民話アニメに見入り、海の怖さをよく理解できている様子でした。

続いて、お夏の岩洞のドローン撮影動画を上映し、地元在住で「北前船の里資料館」解説ボランディアガイドの呉藤満次さんに、海食洞や民話、昔の橋立町と海について解説していただきました。「岩洞の中は薄暗い。素潜りをするともう一個、もう一個と思い危険な目にあう」と経験を子どもたちに伝え、「お夏さんはみんなに『命って大事やぞ』と伝えている」と話し、子どもたちはさらに海への理解を深めていました。

海ノ民話アニメーション「お夏のがんど」

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