【表敬訪問】石川県加賀市「お夏のがんど」が完成

石川県加賀市が舞台の海ノ民話アニメーション「お夏のがんど」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が島谷千春教育長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。
(開催日時)
2025年1月14日(火)11時00分~11時30分
(会場)
加賀市民会館2階 教育長室
当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。
石川県加賀市の海ノ民話アニメーション「お夏のがんど」はこんなお話▼
むかしむかし、加賀橋立にお夏というたいへん孝行な娘が住んでいました。父は早く死に別れた上、母も病身だったので、お夏は毎日海に出て1日に100個のサザエを採って生計をたてていました。その日もお夏は、海に潜ってサザエ採りに余念がなく、1つ、2つと採って99まで採っていきました。しかし、あと1つがどうしても採れず、お夏は海中をあちこちとサザエの居そうな所を隈なく探しました。母の喜ぶ顔が見たいと思ったお夏は、海の奥深くへと進み続け、ついには、誰も入ってはいけないといわれるがん洞の中へ潜っていき……
<島谷千春教育長コメント>
この民話は、単純な悲しく怖いお話でなく、母親のために無理をしてしまった、というところに子供たちがどのように感じるのか、また、親御さんも一緒に感想を話し合い、理解を深めて欲しいと思いました。