日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

ニュース・お知らせ

徳島県鳴門市で「鳴門の太鼓」の上映会を実施

活用イベント
2024年2月15日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月4日(日)、徳島県鳴門市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「鳴門の太鼓」の上映会を鳴門市立図書館で実施しました。

「鳴門の太鼓」は、世界最大級といわれる「鳴門の渦潮(うずしお)」がなぜ生まれたかを伝える昔ばなし。海から聞こえる不気味な音の正体を確かめようと、泳ぎの得意な若い漁師が自信満々に海に飛び込み、海底で不思議な物を見つけます。果たして、不気味な音の正体は……というお話。この日は4回に分けて上映し、合計で約80人が参加しました。

上映会に続き、鳴門市の学芸員が渦潮のしくみについて説明。瀬戸内海と太平洋の水位差が最大1.5mあること、大量の海水が幅の狭い海峡を勢いよく流れるため潮の流れの速い部分と遅い部分ができ、渦潮が発生することなどを解説しました。

鳴門海峡から引き揚げたナウマンゾウやシカ・ホタテなどの化石の展示や、「鳴門の渦潮」の世界遺産登録を目指す取り組みの説明も実施。参加した子どもたちから「理屈が分かったので、渦潮を見るのが楽しみになった」「渦潮が発生するしくみを初めて知った。お風呂での渦潮の作り方を知ったので試してみたい」「地元の自慢の渦潮が世界遺産になるのが楽しみ」といった声が聞かれました。

海ノ民話アニメーション「鳴門の太鼓」

share