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【表敬訪問】富山県射水市「鯨神輿」が完成

作品公開
2024年2月14日

富山県射水市が舞台の海ノ民話アニメーション「鯨神輿」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が夏野元志市長を表敬訪問し、アニメーションが披露されました。

(日時)
2024年2月13日(火)11時~11時30分
(会場)
射水市役所本庁舎4階 401号室

当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメDVD贈呈、海ノ民話アニメーション上映のほか、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。

富山県射水市の海ノ民話アニメーション「鯨神輿」はこんなお話▼
海老江(えびえ)に住む彦兵衛(ひこべえ)という船頭が、ある夜、夢の中で「沖の深みに大きな獲物(えもの)がすんでいる」と神様のお告げを受けた。網元(あみもと)の清与衛門(きよえもん)も同じお告げを受けたと言い、2人で海の深いところを調べてみると、大きな鯨(くじら)が見つかった。鯨はこの海で800年生きてきたが、命が燃えつきようとしている今、飢え(うえ)や水害で苦しむ村人のために、体を役立ててほしいと言う。そこで、村中の男女や近くの村々が力を合わせて鯨を引きあげて……

<夏野元志市長のコメント>
当時ののどかな海老江の雰囲気が出ていて、子供たちにも親しみやすいアニメ―ションになっている。これからの未来を担っていく子供たちに、地元に伝わる教え・教訓であるアニメーションを見てほしい。地元の民話を継承していく力が弱くなってきている。こうしたアニメーションを活かしながら、地域のことを再認識してしっかり継承していってほしい。
また、そこから得られる教えをみんなで共有しながら、よりよい地域づくりに取り組んでほしい。今回のアニメーションをそうしたきっかけにできればと思う。地元の東明小学校のほか、他の学校の子供たちも対象にした広く、多くの皆さんに見てほしい。海から色んな恵みを得ている地域として、海を大切にしていくことを今回をきっかけに再認識しながら取り組む機会にしていきたい。

海ノ民話アニメーション「鯨神輿」

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