泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション92

なおごろうさんのせんすいき

直五郎さんの潜水機

宮崎県( みやざきけん ) 高鍋町 ( たかなべちょう )

(YouTubeは12月30日に公開)

  • 九州・沖縄エリア
  • 2024年度
  • 漁・航海への安全
  • 狭山太郎
深い海の底に眠る財宝を求めて
一人の男が不思議な道具を発明した
  • 九州・沖縄エリア
  • 2024年度
  • 漁・航海への安全
  • 狭山太郎

こんなお話...

直五郎さんは好奇心旺盛な人でした。 あるとき、海岸沖で多くの財宝を積んだ外国の船が沈没したという話が耳に入りました。何とかして財宝を引き上げたいと考える村人に、直五郎さんは潜水装置を考案しました。 透明な油紙で大きな袋を作り、上部は水圧に耐えるように固くしました。それを頭からすっぽりかぶって首のところを紐でくくれば水が入りません。実験に協力すると名乗り出た男がそれをかぶって水に潜ると、上から数人が長い竹竿で押し付けるという仕組みでした。 いよいよ実験が始まるとさあ大変……

学びのポイント

海に沈んだ宝物を引き上げようという、海のロマンを感じさせてくれるおもしろい話でありながら、海を甘く見ることの怖さも同時に感じさせてくれます。また、潜水機を考えてもぐってみる直五郎の姿からは、自らアイディアを考えて行動することの大切さを学ぶことができます。直五郎の潜水機は成功とはいきませんでしたが、まわりの人たちはそんな直五郎をばかにすることなく、考えたことをえらいとほめました。失敗をゆるす人々の心の広さにもふれることができるお話です。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本・演出 狭山太郎
キャラクターデザイン・絵コンテ 児玉喬夫
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画 狭山太郎
美術・背景 渡辺由美
色彩設計 赤坂幸平
撮影 伊藤正弘
制作進行 雄谷将仁
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典
PR 阪口あき子、吉田さおり、柴田熊至、高田奨、庄司繭子
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

宮崎県 ( みやざきけん ) 高鍋町( たかなべちょう )

宮崎県沿岸部の中央に位置する太平洋に面したまち。江戸時代は高鍋藩秋月家の城下町として栄えたため、史跡や文化遺産が多くあります。秋月家は藩士教育に力を入れたことでも知られ、「高鍋で知ったかぶりをすると恥をかく」とうわさされるほど教育水準が高かったと言われています。

海のエピソード

  • 高鍋町の海岸は天然記念物アカウミガメの産卵地となっており、毎年夏の夜にアカウミガメが産卵のために上陸する
  • 高鍋海水浴場は、水質が良く家族で安全に遊べる環境であることから、環境省の「快水浴場百選」に選ばれている
  • 蚊口浜は年間を通じてサーフィンができ、さまざまな波質を楽しむことができることから、サーファーに人気のスポットとなっている
  • 高鍋町の沖合では良質な天然カキがとれ、11月から4月にかけて旬を迎える

民話スポット

舞鶴公園まいづるこうえん

高鍋藩秋月氏の居城だった高鍋城(舞鶴城)の城跡を整備した公園。園内には、秋月家11代当主の邸宅を復元した「萬歳亭はなれ」や、歴史資料などを収蔵する高鍋町歴史総合資料館があります。秋月氏は戦国時代の一時期、天下の名品と言われる茶器(茶道の道具)を所有していました。当時価値があるとされた茶器は、中国から海を渡ってきたものがほとんどでした。もしかしたら秋月氏の茶室には、高鍋の海から引き揚げられた中国の茶器があったかもしれません。

所在地

宮崎県児湯郡高鍋町大字上江1345

観光スポット

高鍋大師たかなべたいし

石の仏像や神像が立ち並ぶ不思議なスポット。昭和初期、近くの持田古墳群が盗掘されていることに心を痛めた岩岡保吉さんという町民が私財をなげうち、慰霊のために自ら彫った石像700体以上が今も大切に残されています。持田古墳群とともに県の観光遺産に認定されています。

所在地

宮崎県児湯郡高鍋町大字持田

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