泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション54

まりつきうた

まりつき唄

山梨県( やまなしけん ) 富士川町 ( ふじかわちょう )

  • 中部エリア
  • 2023年度
  • 漁・航海への安全
  • 海・湖・川のつながり
  • 古村静香
豊年を祝ってお参りに出かけた
姉妹の乗った舟が、
急流で波のまれた
  • 中部エリア
  • 2023年度
  • 漁・航海への安全
  • 海・湖・川のつながり
  • 古村静香

こんなお話...

甲州(現在の山梨県)の呉服(ごふく)屋に仲のいい姉妹がいて、ある年、豊年を祝って2人で身延山(みのぶさん)もうでに出かけることになった。明け方船着き場に着いて、歩きつかれたこともあって先は舟(ふね)で行こうと2人は乗りこんだが、若い船頭は不慣れなのか、手つきもぎこちないものだった。一里半ほど進んだとき、「ここはあぶない天神ヶ滝(たき)よ」と言う船頭に、姉は「いますぐ舟をとめて」と必死でお願いしたが、「こんなところじゃとめられないよ」とつき放されたとたん、あっという間に舟は波にのまれ、姉妹は川に投げ出され……

学びのポイント

このお話は本当にあった姉妹の物語で、「まりつき唄」として歌いつがれてきました。姉妹が命を落とした天神ヶ滝などの急流では、かつて多くの水の事故がありました。一方で、静岡県で駿河湾(するがわん)に注ぐ富士川は、生活に欠かせない塩や米などを運ぶ、物流の生命線でした。海のない山梨県や、長野県南部にくらす人々にとって、富士川舟運(しゅううん)は、豊かな海と内陸を結ぶ重要な役目を果たしていました。たとえ危険ととなり合わせでも、海とつながる水運は、そこにくらす人々に欠かせないものだったことを伝えています。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 神尾香菜子
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 古村静香
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・色彩設計・撮影 古村静香
美術・背景 渡辺由美
制作協力 ゴリラ
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典(ワールドエッグス)
PR 阪口あき子、柴田熊至(ワールドエッグス)、岸田結花(みなとカンパニー)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

山梨県 ( やまなしけん ) 富士川町( ふじかわちょう )

甲府盆地の南西端に位置し、日本三大急流のひとつである富士川の上流部に位置します。盆地特有の夏は暑く、冬は寒い内陸性気候。古くからユズの生産が盛んです。冬至~元日ごろ、富士山の山頂から朝日が顔を出す季節限定の絶景「ダイヤモンド富士」が話題。

海のエピソード

  • 富士川は急流で難所も多かったが、内陸部と太平洋側の駿河との交通路として、駿州往還(街道)とともに古くから水運が利用された
  • 江戸時代初期の開削事業によって運行の安全が確保されると、江戸への廻米輸送を中心に水運が発達。上り船では塩や海産物が運ばれたほか、身延山詣の旅人にも利用され、物流の動脈として300年以上活躍した

民話スポット

富士川・天神ケ滝ふじかわ・てんじんがたき

この海ノ民話にうたわれる姉妹が命を落とした富士川舟運の難所。 対岸にある箱原天神社付近から遠望することが可能です。 近くには富士川舟運と町の歴史を紹介する「富士川町歴史文化館 塩の華」があり、民話が誕生した当時の時代背景などを学ぶことができます。

所在地

山梨県南巨摩郡富士川町箱原

観光スポット

大柳川渓谷おおやながわけいこく

初夏には新緑、秋には紅葉と、四季折々の自然を満喫できる人気のトレッキングスポット。渓谷内には大小10本の吊り橋と5つの滝があり、子どもからお年寄りまで気軽に散策を楽しめます。近くにはふるさと体験施設「つくたべかん」、温泉施設「かじかの湯」もあり。

所在地

山梨県南巨摩郡富士川町十谷

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