泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション32

むすめにばけたおおうなぎ

娘に化けた大ウナギ

山梨県( やまなしけん ) 市川三郷町 ( いちかわみさとちょう )

  • 中部エリア
  • 2022年度
  • 水産資源保護
  • 海・湖・川のつながり
  • ウナギ
  • 小林三男
毒を使ってウナギをとる若者に、
沢の主が娘に姿を変えて命ごいする
  • 中部エリア
  • 2022年度
  • 水産資源保護
  • 海・湖・川のつながり
  • ウナギ
  • 小林三男

こんなお話...

駿河湾(するがわん)からウナギがのぼってくる「鰻沢(うなぎさわ)」で、漁師たちは弱い毒を川に流す「毒もみ」という方法でウナギをとっていた。漁師たちがごはんを食べていると娘(むすめ)がやってきて、「毒もみはやめてください」と言ったが、また同じように漁をはじめた。大きなウナギがとれたのでさばいてみると、おなかの中から娘に食べさせたあわ飯が出てきて、漁師たちは沢(さわ)の主が娘に化けていたのだと知る……

学びのポイント

ウナギは海で生まれますが、冬になると川を上って上流で成長し、産卵の時期になると再び海にもどります。かつて静岡県に面する駿河(するが)湾一帯でも、ウナギの稚魚(ちぎょ)であるしらすうなぎが富士川を上って海と川を行き来していました。現在、ニホンウナギの数は減少するばかりで、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に認定されています。ウナギを守るためには、海だけでなく川や山など、広い視点で自然環境に目を向けることが重要です。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 小林三男
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
文芸・作画・美術・背景・色彩設計 小林三男
撮影 伊藤正弘
制作進行 雄谷将仁
音響監督 沼田心之介
音楽 ワールドコア
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
ラインプロデューサー 沼田友之介
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至(WORLD EGGS)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

山梨県 ( やまなしけん ) 市川三郷町( いちかわみさとちょう )

甲府盆地の南西に位置し、南東には標高1280メートルの御坂山系の山々が。江戸時代に日本三大花火に挙げられた市川花火の伝統を引き継ぐ「神明の花火大会」のほか、和紙、はんこでも知られます。

海のエピソード

  • まちの西縁を流れる富士川は、昔から甲斐(山梨県)と駿河(静岡県)を結ぶ水運の要路で、約70キロを下って駿河湾に通じます。

民話スポット

市瀬山光勝寺いちのせさんこうしょうじ

1220年(承久2年)創立の真言宗の寺院で甲斐三十三番観音巡礼の三番札所。本尊の千手観世音菩薩像は秘仏で、運慶の作といわれています。 仁王門をくぐって本堂まで続く石段を上る参道は、まさに苔むす「霊場」の雰囲気です。

所在地

山梨県西八代郡市川三郷町上野4308

観光スポット

みはらしの丘 みたまの湯みはらしのおか みたまのゆ

自然に囲まれた絶景が人気の日帰り温泉。標高370メートルの露天風呂からは八ヶ岳、南アルプス山系の北岳など。眼下には甲府盆地の大パノラマが広がり、特に夜景は圧巻です。夜景100選、日本夜景遺産、温泉総選挙「絶景部門」4年連続日本一。

所在地

山梨県西八代郡市川三郷町大塚2608

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