泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション29

さめがわのさめでんせつ「けしんしたおうごんのさめ」

鮫川のサメ伝説「化身した黄金の鮫」

福島県( ふくしまけん ) 鮫川村 ( さめがわむら )

  • 北海道・東北エリア
  • 2022年度
  • 地名等の由来
  • 海・湖・川のつながり
  • サメ(ワニ)
  • 湖川友謙
長者夫婦にさずかった美しい娘は、
池の主である黄金のサメの化身
  • 北海道・東北エリア
  • 2022年度
  • 地名等の由来
  • 海・湖・川のつながり
  • サメ(ワニ)
  • 湖川友謙

こんなお話...

子どもにめぐまれなかった長者夫婦が、神様にいのった結果、とても美しい女の子をさずかった。しかし成長した娘(むすめ)はどんどん弱っていってしまう。そして「渡良瀬(わたらせ)の池が見たい」と言って、連れていかれると、池に飛びこんでサメの姿になった。娘は池の主の黄金のサメだったのだ。娘がねていたふとんには……

学びのポイント

伝説のサメがすんでいたとされる鮫池(さめいけ)は、鮫川村や鮫川の名前の由来ともなりました。山々に囲まれた鮫川村の鮫池から流れる川の水は、太平洋に注いでいます。海水にも淡水(真水)にも住むことのできるオオメジロザメの言い伝えにより、遠くはなれた山と海は、川を通じてつながっていることを感じられます。私たちが暮らす地球の生態系では、一見関係のなさそうな遠い場所でのできごとも、ひとつひとつがからみ合い、影響(えいきょう)をおよぼし合っているのかもしれません。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 湖川友謙
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
文芸・作画・美術・背景・色彩設計 湖川友謙
撮影 谷口英男
制作進行 雄谷将仁
音響監督 沼田心之介
音楽 ワールドコア
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
ラインプロデューサー 沼田友之介
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至(WORLD EGGS)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
もっと見る

海ノ民話
ふるさと紹介

福島県 ( ふくしまけん ) 鮫川村( さめがわむら )

福島県南端の阿武隈高原南部に位置し、耕地は山峡に開け、丘陵部の緩傾斜地の多くは採草放牧地に利用されています。ここに人が住みついたのは、村に残る高藪遺跡と姿平西遺跡から、縄文時代前期と推定。縄文時代中期~弥生時代後期の遺跡も発掘されています。

海のエピソード

  • 松曾根山を水源とする鮫川は、約50キロほど東のいわき市で太平洋に注ぎ出る。上流に現在の鮫川村があるが、下流のいわき市にも過去に鮫川村が存在した

民話スポット

強滝こわだき

国道349号線沿い、1キロにわたって急激な流れと大小さまざまな岩が続く鮫川の渓流。川沿いには遊歩道があり、秋にはモミジやカエデなどが鮮やかに色づき、多くの人が訪れます。

所在地

福島県東白川郡鮫川村大字赤坂東野字前田地内

観光スポット

鹿角平観光牧場かのつのだいらかんこうぼくじょう

北海道に似た開放感のある大草原で、焼肉を楽しんだり、キャンプやコテージに宿泊したりできます。周囲に建物がないので、夜は真っ暗闇に包まれ、星空の美しさは格別です。

所在地

福島県東白川郡鮫川村大字青生野字世々麦343

ほかのアニメーションを見る

PICK UP