泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション17

はやすいのせとのまもりがみ

速吸瀬戸の守り神

愛媛県( えひめけん ) 伊方町 ( いかたちょう )

  • 四国エリア
  • 2020年度
  • 土地の特徴
  • 漁・航海への安全
  • 神様・仏様
  • タコ
  • 市ノ川聡
潮の流れが早い海で、
タコの夫婦をまつって
海の平和と安全を守る
  • 四国エリア
  • 2020年度
  • 土地の特徴
  • 漁・航海への安全
  • 神様・仏様
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  • 市ノ川聡

こんなお話...

たくさんの魚が生息する速吸瀬戸(はやすいのせと)は、潮の流れが速くて漁をするには危険な海。それは悪い神のしわざだった。それを知った海の神は、悪い神を岩にとじこめた。さらにその岩に船がぶつからないよう、金色にかがやかせて目立つようにした。ところが、海賊(かいぞく)たちがこの金色の目印を取り合い、多くの船が岩にぶつかってしずむようになった。こまった神様は、タコの夫婦にこの海を守らせることにしたのだが……

学びのポイント

瀬戸内海と太平洋の境目に位置にする豊予海峡(ほうよかいきょう)は、古くから「速吸瀬戸」とも呼ばれ、速い潮がぶつかりあう海域です。このあたりではアジやサバのほか、サザエ、アワビ、ウニなど味のいい魚介類がよくとれます。一方、岩礁(がんしょう)が多く、このあたりを通る船にとっては、航行の難所となっています。時代によっては海賊があらわれ、この海を通る船をなやませてきました。昔からこの地に暮らす人々は、海の平和と安全を願い、神への祈りをささげてきました。現在は、佐田岬灯台が海の難所の黄金碆(おうごんばえ)を照らし、この海の安全を守っています。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 すぎはらちゅん
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 市ノ川聡
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・撮影 市ノ川聡
美術・背景 奥田一生
音響監督 沼田心之介
音楽 蜂須みゆ
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
音響制作 ピーターパン・クリエイション
音楽プロデューサー 沼田友之介

アニメーション監修 杉井ギサブロー
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

愛媛県 ( えひめけん ) 伊方町( いかたちょう )

愛媛県、さらには四国の最西端、豊予海峡に突き出した日本一細長い佐田岬半島に位置するまち。柑橘農業と漁業が基幹産業。特異な地形と豊かな自然に磨かれた独自の歴史と文化が根づいています。

海のエピソード

  • 北の瀬戸内海側はリアス式海岸、南の宇和海側はなだらかな白砂の連なる海岸になっていて、景色のよさは抜群
  • 佐田岬と大分県佐賀関半島の間の距離は約16キロで、潮の流れが速いことから速吸瀬戸(はやすいせと)と言われ、関アジ・関サバの対岸で獲れる岬(はな)アジ・岬サバが特産。

民話スポット

佐田岬灯台さだみさきとうだい

瀬戸内海国立公園に属し、日本一細長い佐田岬半島先端の岸壁に建つ白亜の灯台。駐車場から2キロ弱の遊歩道を行くと、20分程度で灯台へ。手前にある椿山展望台からは、九州を背景に灯台を眺められます。

所在地

愛媛県西宇和郡伊方町正野2935

観光スポット

むかいパーク

佐田岬リゾート開発の一環として整備された公園ゾーン。秋の七草のひとつのフジバカマが試験栽培されていて、秋には渡り蝶のアサギマダラが飛来することで有名。

所在地

愛媛県西宇和郡伊方町大久字カメノクボ3170番地219

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