泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション06

おおねみょうじんのあわびまつり

大根明神のアワビ祭り

宮城県( みやぎけん ) 七ヶ浜町 ( しちがはままち )

  • 北海道・東北エリア
  • 2019年度
  • 海への畏敬・感謝
  • 漁・航海への安全
  • 丹内司
忠告をきかずに
危険な所で遭難した漁師が、
大アワビに助けられる
  • 北海道・東北エリア
  • 2019年度
  • 海への畏敬・感謝
  • 漁・航海への安全
  • 丹内司

こんなお話...

花渕浜(はなぶちはま)の沖合いに、海の底にしずんだ大根明神(おおねみょうじん)があった。ここに船が近づくと、波が静かな時でも大波が起こって船が転覆(てんぷく)しそうになるので、漁師たちは「大根様」とあがめ、近づこうとしなかった。しかし、ある漁師が忠告をきかずに大根様の近くで漁を行ったとたん大しけとなり、船はしずみかける……

学びのポイント

入ってはいけないといわれている場所は、岩礁(がんしょう)など、海底の地形による危険があることを示しているとともに、複雑な海底の地形によって豊かな漁場を形成していることが、この話から学びとれます。また、あわび祭りという地域の伝統文化の起こりを知ることで、改めて、かぎりある海の恵みに感謝するという海の学びにつながります。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 神尾香菜子
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 丹内司
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
原画 丹内司
動画・仕上 CJT
色彩設定 大槻ひろ子
美術・背景 天水勝
撮影 丹羽拓也
制作進行 雄谷将仁
音響監督 沼田心之介
音楽 蜂須みゆ
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
編集 酒井心
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
制作協力 ピーターパン・クリエイション
アシスタントプロデューサー 沼田友之介

アニメーション監修 杉井ギサブロー
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

宮城県 ( みやぎけん ) 七ヶ浜町( しちがはままち )

仙台市中心部から東に約20キロ、南と東を太平洋、北を松島湾と三方向が海に面する港町。沿岸に点在する岩礁などで獲れる魚やアワビのほか、海苔養殖業が古くから盛ん。東北地方で最も面積の小さい自治体です。

海のエピソード

  • 昭和初期、北洋サケ・マス漁の試験操業に町の船団が参加したことから、「北洋漁業発祥の地」として知られる
  • 菖蒲田海水浴場は明治21年に東北最古の海水浴場として開場
  • 日本三景「松島」の一角をなし、海岸部の多くは特別名勝に指定されている
  • 松島湾沿岸は縄文時代の集落が多数形成されたエリアで、町内の「大木囲(だいぎがこい)貝塚」は国の史跡に指定された代表的なもの

民話スポット

鼻節神社・大根明神はなぶしじんじゃ・おおねみょうじん

猿田彦命を祀る鼻節神社は、かつて海側からしか参拝できず、海に続く表参道と石鳥居が現存。大根明神は元々沖合の岩礁に鎮座し、鼻節神社の奥の院ともいわれる存在。平安時代の大地震で海中に沈んだとされ、現在は鼻節神社境内に遥拝所(ようはいじょ)があります。

所在地

宮城県宮城郡七ヶ浜町花渕浜字誰道地内

観光スポット

松島四大観「多聞山」まつしましだいかん「たもんざん」

松島四大観は、江戸時代末期に仙台藩の儒学者・舟山萬年によって選定された、松島湾内4カ所の展望地点のこと。多聞山は別名「偉観」とも呼ばれ、毘沙門天像を祀る毘沙門堂の裏手から松島湾の絶景を眺められます

所在地

宮城県宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜字八ヶ森地内

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