泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション68

むいとあわびのかっせん

ムイとアワビの合戦

北海道( ほっかいどう ) 函館市 ( はこだてし )

(YouTubeは2月19日に公開)

  • 北海道・東北エリア
  • 2024年度
  • 地名等の由来
  • 土地の特徴
  • 神様・仏様
  • ヨコタユリコ
同じ海で暮らすムイとアワビが
神様の言いつけに従わず
ケンカを繰り返した
  • 北海道・東北エリア
  • 2024年度
  • 地名等の由来
  • 土地の特徴
  • 神様・仏様
  • ヨコタユリコ

こんなお話...

昔むかし、小さな島が浮かぶ海の底にムイ(オオバンヒザラガイ)とアワビという貝が住んでいました。ムイとアワビは仲が悪く、神様もほとほと困り果てていました。「おまえたちは元々いとこ同士で先祖は同じなのだ。いいかげん喧嘩をやめなさい。仲良く付き合っていかないことには、どちらかが姿を消すことになる」という神様の言葉もお互いの耳には入らないようです。そして神さまの留守の間にまたまた喧嘩をはじめ、仲間を呼んでの大合戦がはじまりました。戻ってきた神さまは見るに見かねて……

学びのポイント

函館市戸井地区にある「武井の島」が面する津軽海峡は、あたたかい対馬海流とつめたい親潮の2つの海流が交わる豊かな海ですが、このお話からはその昔、親潮の影響が強い島の東側にはアワビがいなかったことが分かります。しかし近年では、温暖化で海水温が上昇し、海の生き物や海藻、魚の分布が変化してきています。海の中にいる生き物たちに思いをはせたり、海の変化について考えるきっかけを与えてくれるお話です。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 並木さとし
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 ヨコタユリコ
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
美術・背景・色彩設計・原画 ヨコタユリコ
撮影 谷口英男
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典
PR 阪口あき子、吉田さおり、柴田熊至、高田奨、庄司繭子
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
もっと見る

「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

北海道 ( ほっかいどう ) 函館市( はこだてし )

北海道の南西部に位置する、三方を海に囲まれたまち。暖流と寒流が交わる豊かな漁場と天然の良港に恵まれ、生産量・生産高ともに日本一を誇る真昆布をはじめ、水産業が主要な産業となっています。幕末、横浜や長崎とともにわが国最初の国際貿易港として諸外国に開かれ、さまざまな文化が交わる中で独自の文化的風土を築き上げました。現在は国内外から多くの観光客が訪れる国際観光都市としても知られています。

海のエピソード

  • 開国前の1854年、ペリー提督率いるアメリカ艦隊が函館(箱館)に寄港した。乗組員は町なかを歩いて住民たちと交流し、さまざまな物を買い求めた。木魚がリズム楽器として人気を集め、町じゅうの木魚が売り切れたという記録もある
  • 長年にわたり、本州と北海道を結ぶ海の玄関口として重要な役割を果たした。青函連絡船「摩周丸」が現在も保存され、観光名所となっている

民話スポット

戸井憩いの丘公園(武井の島展望台)といいこいのおかこうえん(むいのしまてんぼうだい)

ムイとアワビの伝説が残る「武井(むい)の島」を一望できる高台の公園。季節や時間によって刻々と表情を変える津軽海峡と武井の島の情景が楽しめます。「ムイ」とは、穀物をゴミや殻などとより分ける「箕(み)」のことで、貝のムイ(オオバンヒザラガイ)や武井の島は、この「箕」に形が似ていたことからそう呼ばれるようになったと言われています。

所在地

函館市浜町1130番1

観光スポット

函館山はこだてやま

標高334メートル、函館を象徴する絶景スポット。山頂から見える「函館の夜景」は、扇形に広がる市街地と、その両側をはさむ海とが生み出す「くびれ」のラインが美しく、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星に認定されるなど、国際的にも高い評価を受けています。夜景のほか、刻々と夜が明けていく早朝や、大パノラマが広がる晴天の午後など、その時々で美しい景色が楽しめます。

所在地

函館市函館山

ほかのアニメーションを見る

PICK UP