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秋田県男鹿市で「黒神と赤神の戦い」の特別授業を実施

活用イベント
2024年2月22日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月19日(月)、秋田県男鹿市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「黒神と赤神の戦い」の特別授業を男鹿市立脇本第一小学校で実施しました。

「黒神と赤神の戦い」は、津軽の竜飛崎に住む荒々しい黒神と出羽の男鹿に住む心優しい赤神の争いを描く民話です。それぞれの場所の地質の違いから想起されたものと考えられることから、男鹿半島・大潟ジオパークの解説員を務める永井登志樹さんを講師に招き、地質学的な視点から竜飛崎と男鹿半島の違いを解説していただきました。

民話アニメに描かれ、断崖絶壁の海食洞窟として今なお残る「孔雀(こうじゃく)の窟(いわや)」を実際に調査した時の動画も紹介。同校の校長室に孔雀の窟の内部から外海を望む絵画が飾られていたことから、「(民話で窟に閉じこもってしまう)赤神と女神視点の孔雀の窟」として紹介しました。

かつての火山活動と波の浸食による独自の地形が絶景をつくる男鹿半島には、芸術作品のような見どころが多数存在します。民話アニメ「黒神と赤神の戦い」は、地域の学習教材としてはもちろん、観光資源を再発見するコンテンツとしての活用も期待されています。

海ノ民話アニメーション「黒神と赤神の戦い」

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