だいせんのあみださま
大山の阿弥陀さま
鳥取県 大山町
- 中国エリア
- 2023年度
- 地名等の由来
- 海・湖・川のつながり
- 神様・仏様
- 渡辺三千成
引き上げた漁師たちが
上流の寺に寄進した
- 中国エリア
- 2023年度
- 地名等の由来
- 海・湖・川のつながり
- 神様・仏様
- 渡辺三千成
こんなお話...
伯耆(ほうき)の国の大山(だいせん)から流れる川の河口で漁をしていたタツは、ある夜、海に光るものを見つけた。漁師たちが大きくしっかりした網(あみ)を作り、海に入れて引くと大きなつりがねが上がってきて、内側には阿弥陀如来(あみだにょらい)像があった。村人たちは、上流から流れてきたにちがいないと、つりがねと仏像を大山寺に寄進した。おぼうさんたちは、丈六(じょうろく。立った像なら高さ1丈6尺=4.8メートル、すわった像で高さ8尺=2.4メートル)の阿弥陀如来像を造り、海から上がった仏像をその首にあたる部分の中におさめ、お堂に安置した……
名場面集
学びのポイント
大山の山中にあったつりがねや阿弥陀如来像が、阿弥陀川(あみだがわ)から日本海へ流れ着いたことから、山や川は、海とつながっていることがわかります。この物語に登場する人々は、海辺にくらしながらも、山からの授かりものも大切にあつかっています。そこから、昔の人々の自然や物への深いいつくしみと畏敬(いけい)の念を感じることができます。その後、室町時代の大洪水(こうずい)により山津波(つなみ)が発生し、大山寺阿弥陀堂は大きな被害(ひがい)を受けましたが、数十年をかけて現在の地に再建されました。現在は国の重要文化財に指定されています。
制作チーム
語り | 四宮豪、冨田泰代 |
---|---|
脚本 | 平柳益実 |
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 | 渡辺三千成 |
企画・製作 | 日本財団「海と日本プロジェクト」、 一般社団法人日本昔ばなし協会 |
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典(ワールドエッグス)
PR 阪口あき子、柴田熊至(ワールドエッグス)、岸田結花(みなとカンパニー)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
まちづくり等へのご利用について
「海ノ民話」の
ふるさと紹介
鳥取県 大山町
海のエピソード
- 大山のブナの森がつくりだす清流は海へたどりつき、豊かな海の幸をはぐくんでいる
- 御来屋(みくりや)漁港は沿岸漁業の漁獲高が県内2位で、サザエ、ヒラメ、ハマチ、サワラ、ウニ、板ワカメなどが特産品として有名
民話スポット
天台宗別格本山 角盤山 大山寺
所在地
鳥取県西伯郡大山町大山9
観光スポット
大山
所在地
鳥取県西伯郡大山町大山