一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年3月3日（日）、鳥取県大山町に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「大山の阿弥陀さま」の上映会を大山農村環境改善センターで実施しました。

大山町では海ノ民話アニメを町内ケーブルテレビで毎日上映。今回は、町内だけでなく町外の方々にも伝えるために上映会を開催し、大山町内外より40名が参加しました。

大人から子どもまで、集中して海ノ民話アニメを鑑賞。川の上流から流れてきた釣り鐘と仏像を上流の大山寺に寄進したという「大山の阿弥陀さま」のストーリーから、海と大山が阿弥陀様や大山信仰によって繋がっていることが伝えられました。

民話アニメ上映後はフィールドワークを行う予定でしたが、大山寺地域の積雪により内容を切り替え、学習会・ワークショップを実施。学習会では、大山古道ウォークの動画上映に続いて大山寺圓流院の大館宏雄住職より講話をいただき、大山寺や地域の歴史と大山信仰について、さらには大山と海との結びつきについて理解を深めました。

続いて、大山のご縁地蔵作りワークショップも実施。参加者は工夫を凝らした個性的な地蔵を制作しました。

参加者からは、「大山寺のお話など、なるほど、そうだったのだと思うことがたくさんありました。大山町のことをもっと知りたいと思いました」「大山と海がつながっていると感じました」などの感想が寄せられました。

海ノ民話アニメーション「大山の阿弥陀さま」