【表敬訪問】北海道函館市「ムイとアワビの合戦」が完成

北海道函館市が舞台の海ノ民話アニメーション「ムイとアワビの合戦」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が大泉潤市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。
(開催日時)
2025年2月18日(火)9時30分~10時
(会場)
函館市役所 市長会議室
当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・学習会などについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。
北海道函館市の海ノ民話アニメーション「ムイとアワビの合戦」はこんなお話▼
昔むかし、小さな島が浮かぶ海の底にムイ(オオバンヒザラガイ)とアワビという貝が住んでいました。ムイとアワビは仲が悪く、神様もほとほと困り果てていました。「おまえたちは元々いとこ同士で先祖は同じなのだ。いいかげん喧嘩をやめなさい。仲良く付き合っていかないことには、どちらかが姿を消すことになる」という神様の言葉もお互いの耳には入らないようです。そして神様の留守の間にまたまた喧嘩をはじめ、仲間を呼んでの大合戦がはじまりました。戻ってきた神様は見るに見かねて……

<大泉潤市長コメント>
まず「海ノ民話のまち」という企画がとても素晴らしいと思います。
函館のように海に囲まれた町では特に、雄大な海、素晴らしい存在である海は物語とセットで語り継がれていくことで地域の郷土愛を育てたり、歴史を紡ぐものに繋がると思います。今回の企画に感謝と賛辞を申し上げます。
今回の作品を見て、楽しく海流や海の自然を学ぶきっかけになり、子供たちにとってもいろんな学びがあると思いました。また物語では、ささいなことからいさかいが始まり、神様に棲み分けられてしまうのですが、居場所を決めながらムイとアワビが仲良く共存していったのを感じさせるエンディングで、今の時代に大切なメッセージが込められているのを感じました。
函館のことを知ってもらう素晴らしいきっかけになる作品を作っていただけました。
特に戸井地区に新たな魅力が加わることはとても喜ばしいことです。
