長崎県対馬市で「神さまの田びらき」のフィールドワークを実施
活用イベント
2025年2月14日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年2月8日(土)、長崎県対馬市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」のフィールドワークを対馬市美津島町の加志浜で実施しました。
「神さまの田びらき」は、昔、金木黒太郎と大島という2人の神様が浅茅(あそう)を一晩のうちに田んぼにしようと奮闘しますが、そこに邪魔をする神様が現れて叶わず、2人の神様は海に浮かぶ島となったというお話です。

今回のフィールドワークには、対馬市立今里小学校に通う児童6名が参加。対馬市文化財課の田中課長より、対馬の集落・今里と加志の繋がりや、アニメに出てきた「大島」や「黒太郎島」の位置について説明していただきました。また、対馬の耕作面積についても触れ、同じく島である壱岐の3,430ヘクタールに対し、対馬は令和3年度だと789ヘクタールしかないことを話し、子どもたちは、対馬にとって美しく豊かな漁場は島の宝であることを学びました。