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長崎県対馬市で「神さまの田びらき」の上映会を実施

活用イベント
2025年2月14日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年2月8日(土)、長崎県対馬市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」の上映会を対馬市美津島町にある対馬市立今里小学校で実施しました。

長崎県対馬市の海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」はこんなお話▼
昔、今里に金木黒太郎と大島という二人の神様が住んでいました。ある時、島の神様の寄り合いで、黒太郎が「この広い浅茅(あそう)を田んぼにしないか」と持ちかけます。しかし、「そんなことできるわけがない」と馬鹿にされてしまいます。 悔しい黒太郎は「それなら今夜のうちに仕上げてしまうぞ」と決心します。すると、そこに大島が加わってくれました。 牛を使って浅茅を耕す作業は順調に進みましたが、そこに邪魔をする神様が現れました。 邪魔をする神様の仕業で、夜中なのに「コケコッコー」とけたたましい鶏の鳴き声が響きます。その鳴き声に牛は驚き……

この日は気温が0℃を下回る寒い中での開催となりましたが、今里小学校の児童6名を含め約30名が参加して民話アニメを鑑賞しました。上映中に「大島」や「黒太郎島」といった地元の方々に馴染みのある地名が出てくると、参加者のテンションは上がった様子でした。

続いてアニメ声優体験を実施。子どもたちは緊張しながらも役になりきって声を出し、「もう一回やりたい!」と言うほど体験を楽しんでいました。

海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」

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