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【表敬訪問】長崎県対馬市「神さまの田びらき」が完成

作品公開
2025年2月13日

長崎県対馬市が舞台の海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が比田勝市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。

(開催日時)
2025年2月7日(金)15時30分~16時00分
(会場)
対馬市役所4階 応接室

当日は、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートーク、コラボ商品開発のお知らせ、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈が行われ、今後の地域における活用に期待が高まりました。

長崎県対馬市の海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」はこんなお話▼
昔、今里に金木黒太郎と大島という二人の神様が住んでいました。ある時、島の神様の寄り合いで、黒太郎が「この広い浅茅(あそう)を田んぼにしないか」と持ちかけます。しかし、「そんなことできるわけがない」と馬鹿にされてしまいます。 悔しい黒太郎は「それなら今夜のうちに仕上げてしまうぞ」と決心します。すると、そこに大島が加わってくれました。 牛を使って浅茅を耕す作業は順調に進みましたが、そこに邪魔をする神様が現れました。 邪魔をする神様の仕業で、夜中なのに「コケコッコー」とけたたましい鶏の鳴き声が響きます。その鳴き声に牛は驚き……

<比田勝市長コメント>
対馬には多くの民話が残されておりますが、対馬の特色にあった民話だと思います。
ここ対馬は四方を海に囲まれた島で、山が多く平地が少ない。そういった中で古代から干拓などで土地が作られてきた過去があります。この民話は、米・麦を作る土地だけでなく、豊かな海岸、磯。それもまた土地であり、同時に豊かな海の重要性も理解してもらえるアニメになっていると思います。
各小中学校での上映、対馬市CATVでの放映や、観光物産館・空港などでの上映などで活用させていただきたい。

海ノ民話アニメーション「神さまの田びらき」

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