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【表敬訪問】静岡県湖西市「遠州今切の出世ほら」が完成

作品公開
2025年2月13日

静岡県湖西市が舞台の海ノ民話アニメーション「遠州今切の出世ほら」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が田内浩之市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。

(開催日時)
2025年2月5日(水)11時~11時30分
(会場)
湖西市役所2F 市長公室

当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会の予定、活用、展開についてのトーク、コラボ商品の披露などが行われ、地域における活用に期待が高まりました。

静岡県湖西市の海ノ民話アニメーション「遠州今切の出世ほら」はこんなお話▼
昔むかし室町時代に遠州灘で起きたお話です。あるところにふたりの夫婦がいました。そこに奇妙な声がきこえてきました。不思議に思っていたところ、突然、山がゆれだし、岩の中からほら貝が飛び出してきました。なんとそのほら貝は三千年ものあいだ、岩の中にいたのです。長い年月を経て海に飛び込んだほら貝は喜びにみちあふれ、その身を海の流れに任せて浜名湖にたどりつきました。この時、ほら貝は空高くとびたいと強く願い、竜に変身し……

<田内浩之市長コメント>
とっても素晴らしいアニメが完成しました。ほら貝が竜へと成長を遂げる伝説と、大地震で浜名湖と遠州灘がつながったという歴史的な事実が絡んだ、こんな海にまつわる民話が地元にあったなんて知りませんでした。浜名湖の今切口では、流れが速く危険な場所なのだという現代の学びにもつながっていて、みんなに見てもらいたいと思いました。
まんじゅやさんが開発してくださった「出世ほらまんじゅう」に、浜名湖海苔が入っているのには驚きがあり、地元らしさがたっぷりで、大変香りも良いです。また、張り子作家の坂田さんが作った張り子は、湖西市役所の玄関などに飾って、アニメが広まっていくようにアピール材料として活用したいと思います。

海ノ民話アニメーション「遠州今切の出世ほら」

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