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【表敬訪問】香川県さぬき市「猿タカ合戦物語」が完成

作品公開
2025年1月31日

香川県さぬき市が舞台の海ノ民話アニメーション「猿タカ合戦物語」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が大山茂樹市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。

(開催日時)
2025年1月27日(月)14時00分~15時00分
(会場)
さぬき市役所 付属棟多目的室

当日は、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートーク、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈が行われ、今後の地域における活用に期待が高まりました。

香川県さぬき市の海ノ民話アニメーション「猿タカ合戦物語」はこんなお話▼
北山曽根の沖にはサルが住む「猿子島」、タカが住んでいる「鷹島」という二つの島がありました。猿子島は木々が生い茂り、磯にはハマグリがどっさりとありました。鷹島に住むタカは気が荒く、その凶暴さゆえにとうとう鷹島の磯には魚が寄りつかなくなってしまいました。そうなると、タカたちの次なる標的は猿子島です。サルを見ると 片っぱしから、鋭いくちばしで頭をつつきます。サルたちも懸命に戦いましたが、鋭いくちばしと自由に飛び回れるタカにはかないませんでした。サルの食べ物はとられ、ハマグリも魚も持っていかれてしまい……

<大山茂樹市長コメント>
物語の舞台となった津田町で生まれ育ち、子どもの頃から聞いていた民話がアニメーションになり地元住民として嬉しく、海ノ民話のまちに選出していただき光栄です。
“母なる海”という言葉がありますが、海は人間にとって、生き物にとって基本です。現代の日本人は古いものではなく新しいものに価値があると誤解している人が多いように思いますが、古くから伝わる民話にも学びはたくさんあります。このアニメーションを子どもたちだけではなく大人にも見ていただくことで、自然環境は全て繋がっており、一度壊れてしまうとなかなか元に戻らない、このような結果になる前に未来に向けてできることを考える教材として活用したいです。

海ノ民話アニメーション「猿タカ合戦物語」

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