千葉県千葉市で「寒川神社と獅子頭」のフィールドワークを実施
活用イベント
2025年1月24日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年1月16日(木)、千葉県千葉市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「寒川神社と獅子頭」のフィールドワークを、アニメの舞台である寒川神社で実施しました。
「寒川神社と獅子頭」は、海から上がった不思議な獅子頭の物語。大嵐のあと、漁師が海に投げ込んだ網に獅子頭がかかり、人々はその獅子頭を神明社に祀りましたが、それと時同じくして再び海が荒れ始めました。人々は、本殿で大きな力がぶつかり合っているのだろうと考え、本殿から獅子頭を出して境内に石室を作り奉納すると、海は穏やかになったというお話です。

フィールドワークには、千葉市立寒川小学校の3年生が参加。小学校から数十メートルのところにある寒川神社を訪ね、千葉市海祭り協議会会長の鈴木さんから解説を聞きました。昔の漁師が大漁祝いの引き出物として作った晴れ着「万祝」を実際に見せてもらって当時の人々の暮らしに触れたり、寒川神社の本殿にも入って、子どもたちは楽しみながら民話アニメにまつわる文化や歴史について学びました。