【表敬訪問】神奈川県鎌倉市「龍神と黄金の太刀」が完成

神奈川県鎌倉市が舞台の海ノ民話アニメーション「龍神と黄金の太刀」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が松尾崇市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。
(開催日時)
2025年1月21日(火)11時00分~12時00分
(会場)
鎌倉市役所2階 庁議室
当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の活用、展開についてフリートーク、コラボ商品の紹介などが行われ、地域における活用に期待が高まりました。
神奈川県鎌倉市の海ノ民話アニメーション「龍神と黄金の太刀」はこんなお話▼
今を遡ること700年もの昔、鎌倉討伐軍の武将・新田義貞は上州、今の群馬県から時の幕府の地、鎌倉へと軍を進めておりました。しかし、三方を山に囲まれた鎌倉の地形と、幕府軍の迎撃に新田軍は苦戦を強いられました。義貞は中央の指揮を弟の脇屋義助に任せ、極楽寺坂方面に向かい、稲村ヶ崎の海岸を渡って鎌倉まで一気に攻め入ろうとしましたが、波打ち際は切り立った崖となっており、潮が満ちている間は渡れません。そこで、義貞は持っていた黄金の太刀を掲げ、海の龍神に潮を引かせるように祈り、太刀を崖から海へと投げ入れると……
<松尾崇市長コメント>
鎌倉幕府滅亡という歴史を、迫力あるアニメにしていただきありがたく思います。アニメを通じてたくさんの子どもたちに鎌倉の歴史を知ってもらい、地域への愛着を深めて欲しいです。民話で語られている内容は神秘的なものですが、現代の科学的な視点でみると潮の満ち引きなど様々な学びを得られます。また、鎌倉にはアニメでは語り切れなかった出来事や時代背景がまだまだありますので、子どもたちが自ら、鎌倉について考えるきっかけになればと思います。図書館や博物館のほか、観光ツールとしても活用し、鎌倉を訪れる多くの方に見ていただきたいと思います。