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【表敬訪問】福岡県宗像市「宗像三女神と沖ノ島」が完成

作品公開
2025年1月24日

福岡県宗像市が舞台の海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が宗像市伊豆市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。

(開催日時)
2025年1月18日(土)10時~12時
(会場)
海の道むなかた館

当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈、海ノ民話アニメーション上映などが行われ、今後の地域における活用に期待が高まりました。

福岡県宗像市の海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島」はこんなお話▼
昔々、天照大神(あまてらすおおかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)との契約(うけい)によって、田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)、の宗像三女神がお生まれになりました。天照大神は三女神に対して神勅を下し、市杵島姫神は九州本土の辺津宮、湍津姫神は大島の中津宮、田心姫神は沖ノ島の沖津宮に降り立ち、祀られるようになりました。航海の安全と、歴代の天皇を助ける守り神となったのです。宗像三女神を代々守ってきた宗像の海の民から受け継がれ、現在も守り続けられている思い、お祭とは……

<宗像市伊豆市長コメント>
アニメのテーマである「宗像三女神と沖ノ島」は、私たち宗像の誇りであり、日本の神話や歴史そのものです。この神話や歴史は、1600年もの間、宗像びとの手によって大切に守られてきました。「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島をはじめ、宗像地域は多くの歴史的遺産を秘めた場所です。それを未来へ受け継ぎ、美しい海とともに守り続けていくことは、私たち世界遺産シティ宗像の使命であると考えています。
今回のアニメをきっかけに、子どもから大人まで、たくさんの方々に宗像の歴史や文化、そして海の大切さを知っていただけることを大変嬉しく思います。宗像の豊かな自然や文化遺産を知ることで、海や自然への関心を高め、次世代へとつなげるきっかけになればと願っています。

海ノ民話アニメーション「宗像三女神と沖ノ島」

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