泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション88

むなかたさんじょしんとおきのしま

宗像三女神と沖ノ島

福岡県( ふくおかけん ) 宗像市 ( むなかたし )

(YouTubeは1月19日に公開)

  • 九州・沖縄エリア
  • 2024年度
  • 漁・航海への安全
  • 神様・仏様
  • まなみ
剣から生まれた三女神が
朝鮮半島への航路と
歴代の天皇の守り神になった
  • 九州・沖縄エリア
  • 2024年度
  • 漁・航海への安全
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こんなお話...

昔々、天照大神(あまてらすおおかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)との契約(うけい)によって、田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)、の宗像三女神がお生まれになりました。天照大神は三女神に対して神勅を下し、市杵島姫神は九州本土の辺津宮、湍津姫神は大島の中津宮、田心姫神は沖ノ島の沖津宮に降り立ち、祀られるようになりました。航海の安全と、歴代の天皇を助ける守り神となったのです。宗像三女神を代々守ってきた宗像の海の民から受け継がれ、現在も守り続けられている思い、お祭とは……

学びのポイント

昭和時代に行った調査で、沖ノ島では昔の人々が祈りに使ったとみられる宝物が発掘されました。これらは日本が大昔から海外と交流していた証拠であり、その信仰が現在まで続いていることから、2017年には〈「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群〉が世界文化遺産に登録されました。現在、沖ノ島は神職以外の一般の人は立ち入り禁止となっています。なお近年、磯焼けなどの海の環境問題によってアワビやサザエが減り、海女の数も減少してしまいました。このお話は、鐘崎が海女発祥の地のひとつであることを後世に伝える助けにもなっています。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本・キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 まなみ
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
作画・美術・背景・色彩設計 まなみ
撮影 伊藤正弘
制作進行 沼田友之介
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典
PR 阪口あき子、吉田さおり、柴田熊至、高田奨、庄司繭子
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

福岡県 ( ふくおかけん ) 宗像市( むなかたし )

福岡県北部に位置する、玄界灘に面したまち。古代より中国や朝鮮半島との交易で栄えました。古事記と日本書紀に記されている日本最古の神社のひとつ「宗像大社」があり、古代は九州唯一の「神群(神の領域)」とされていました。宗像大社は、今なお航海や交通安全の神として厚く信仰されています。

海のエピソード

  • 宗像三女神の一柱「田心姫神」がまつられている沖ノ島は、島全体が神域で神職以外は立ち入りできない。古代から神への祈りの場所だったため、神への捧げ物が多数発見され、その全てが国宝に指定された
  • 江戸時代初期、福岡藩初代藩主の黒田長政が沖ノ島の宝をキリシタンに持ち帰らせたが、たたりが起きたため宝を島に戻したといわれる
  • 玄界灘に突き出た鐘ノ岬には、異国の釣り鐘が沖に沈んでいるという伝説があったが、大正時代に引き揚げたところ鐘ではなく大きな岩だった

民話スポット

宗像大社神宝館むなかたたいしゃ しんぽうかん

宗像大社の辺津宮(へつぐう)敷地内にある博物館。沖ノ島の発掘調査で発見された約8万点の「御神宝」(すべて国宝)を中心に、宗像地域の歴史や文化を物語る貴重な展示品を収蔵・展示しています。龍の頭をかたどった「金銅製龍頭」や、中国から渡来した「三角縁神獣鏡」など貴重な品を見学できます。

所在地

福岡県宗像市田島2331

観光スポット

海の道むなかた館うみのみちむなかたかん

世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を紹介する施設。一般の人が立ち入りできない沖ノ島を大型スクリーンやVRで体感できるほか、ジオラマや国宝のレプリカなどを通して世界遺産と宗像の歴史が学べます。体験学習やイベントも実施しています。

所在地

福岡県宗像市深田588

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