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【表敬訪問】徳島県美波町「燃えていたお大師さん」が完成

作品公開
2024年12月23日

徳島県美波町が舞台の海ノ民話アニメーション「燃えていたお大師さん」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が影治信良町長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。

(開催日時)
2024年12月17日(火)13時30分~14時
(会場)
美波町役場 2階・応接室

当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワーク、コラボ商品開発などについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。

徳島県美波町の海ノ民話アニメーション「燃えていたお大師さん」はこんなお話▼
海部の下灘の漁師がひとりで夕暮れの海に出ていると、急に海が荒れはじめ、あっという間に波にさらわれて流されてしまいます。「なむだいしへんじょうこんごう……」漁師は、弘法大師に一心に祈りました。 ふと顔をあげると波の間にかすかに赤い火のようなものが見えました。漁師は決死の覚悟で嵐の海を泳ぎ、荒磯の上で火が燃えている岸にたどり着きます。 しばらくすると夜が明け、風雨もおさまった頃に目覚めると、赤々と燃えていたはずの火はなく、小さな石仏が転がっていました。よく見るとその石仏の顔は……

<影治信良町長コメント>
美波町の海にまつわる民話を通じ、道徳を学ぶよい素材として小さい方から中・高校生に至るまで広く教材として使ってもらえる内容だと感じた。
民話を人が語り継いでいくのは難しい時代だが、「アニメーション」というかたちは、分かりやすく肩ひじはらずに入ってくる。
これまでの徳島県内の民話アニメーションと合わせて上映するなど今後の活用方法を検討し、継続してみなさんの目に触れる機会をもうけていきたい。

海ノ民話アニメーション「燃えていたお大師さん」

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