【表敬訪問】佐賀県唐津市「親子くじらの弁天さま参り」が完成

佐賀県唐津市が舞台の海ノ民話アニメーション「親子くじらの弁天さま参り」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が峰達郎市長を表敬訪問して、アニメーションが披露されました。
(開催日時)
2024年12月3日(火)13時30分~14時
(会場)
唐津市役所市長公室応接室
当日は、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワーク、コラボ商品開発などについてのフリートーク、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメパッケージ贈呈が行われ、地域における活用に期待が高まりました。
佐賀県唐津市の海ノ民話アニメーション「親子くじらの弁天さま参り」はこんなお話▼
江戸時代の終わり、玄界灘を通る鯨を捕る呼子の鯨組はたいそう活気がありました。その中でも、最も腕の立つ鯨捕りは「羽差(はざし)」と呼ばれ、鯨に乗り移ってとどめをさす銛打ちの名人でした。 ある日、羽差の常七の枕元に一頭の鯨が現れて「今から子鯨の七日のお礼に弁天様に参ります。お参りが済むまでは見逃してください」と常七に頼みました。 目覚めた常七は、急いで浜に出てみました。すると浜で夢に出てきた鯨そっくりの親子鯨が射止められていたのです。 常七は、気の毒なことをしたと思い、とぼとぼと家路につくとそこには……
<峰達郎市長コメント>
完成を心から感謝申し上げます。
海に囲まれた唐津市にとって捕鯨の歴史は唐津市の歴史と言っても過言ではありません。
このアニメーションによって、故郷の歴史を学ぶとともに、海への畏れや生命の尊さ、東アジアからの漂着ごみにあるように様々な課題を知るきっかけとなります。
本作品を動画で見ることで、文字だけよりも、より理解がしやすいと思います。
そこを踏まえ、今回の上映会は海をはさんで小川小中学校・呼子小学校の2校で行いたいと考えています。
また、市役所に設置しているテレビモニターでも常時上映させていただきたいと考えています。
ほかにも、海にまつわるストーリーはありますので引き続きのご高配をお願いいたします。