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兵庫県淡路市で「別当の潮」の上映会を実施

活用イベント
2024年3月11日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年3月1日(金)、兵庫県淡路市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「別当の潮」の上映会を淡路市立石屋小学校で実施しました。

「別当の潮」は、淡路島の北端、岩屋地区の寺で飼われていた犬が毎日潮の流れを観察し、ついには板切れに乗って対岸の堺に渡ったというお話。それまでは大阪湾を大回りする航路しかなかったため、この犬が発見した航路は堺への最短ルートとして淡路の人々に活用されたといいます。

上映会には同校の全校児童148名が参加。まず、海ノ民話のまちプロジェクト事務局より、この民話アニメが「海にまつわる全国各地の民話をアニメ化する」というプロジェクトの一環として制作されたことを説明し、続いて体育館の大スクリーンで「別当の潮」を鑑賞しました。

地元が舞台となっていることもあり、子どもたちはストーリーだけではなく、アニメに登場する場所にも興味津々の様子でした。上映後、アニメに登場するお寺や、犬が潮の流れを観察して何度も木切れを投げ込んだ海岸にある「絵島」や「大和島」について、映像制作会社「海空」の大継さんより解説していただきました。

最後に、堺から職人と技術を持ち帰ったことが発祥とされる淡路島の線香を詰め合わせた「別当の潮」線香などコラボ商品2品を紹介し、参加児童全員にプレゼントしました。

海ノ民話アニメーション「別当の潮」

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