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青森県外ヶ浜町で「かんだ蟹」の上映会を実施

活用イベント
2024年2月28日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月21日(水)、青森県外ヶ浜町に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「かんだ蟹」の上映会とワークショップを外ヶ浜町立蟹田小学校で実施しました。

「かんだ蟹」は、宿に泊めた男が宿賃の代わりに描いたカニの絵が本物のカニになって海で殖え広がり、それ以来カニの豊漁が続いたというお話。カニが多い場所なので「蟹多=蟹田」の地名が付いたといいます。

この日の上映会には、蟹田小学校の全校児童に加えて保護者や町民の皆さんも参加。児童たちは、一様に目を輝かせながら画面に見入っていました。アニメの原作「かにた今昔ばなし」の著者(故人)の娘さんからは「多くの人に見てもらえてとてもありがたい。子どもたちにも分かりやすく表現されていて、地元について知ってもらえるので大変うれしい」と喜びの声をいただきました。

上映会後、5・6年生を対象にワークショップを実施。アニメに描かれた地元特産のトゲクリガニの生態と海洋環境問題について、浅虫水族館広報企画の久保真司さんに聞きました。さらに、「かにた今昔ばなし」の挿絵を担当した画家の髙森逸郎さんから指導を受けながら、トゲクリガニの絵を描くことに挑戦しました。

海ノ民話アニメーション「かんだ蟹」

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