一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年1月31日（水）、島根県江津市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「きゅうりの神さまと山辺神社」の上映会を江津市立郷田小学校で実施しました。

「きゅうりの神さまと山辺神社」は、川の恵みを大切にしながら暮らしていた若者が、キュウリに乗って川を流れてきた神様を村人たちと協力して大切におまつりしたというお話。

上映会には、同校の児童約90人と民話アニメの完成を心待ちにしていた地元の皆さん約30人が参加。当協会の代表理事で「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督を務める沼田心之介から今回のアニメ制作についてお話しした後、参加者全員で民話アニメを鑑賞しました。

鑑賞後、読み語りボランティア「クジラっ子」の須賀由美子さんが民話の内容について解説​しました。沼田監督の講演会も行い、参加者はアニメ制作現場ならではの話に耳を傾けていました。

民話について理解を深めたところで、アニメの絵コンテを色鉛筆で塗るワークショップを実施。色を塗るだけでなく、絵コンテに自分で絵を書き足す児童もいました。参加した児童からは「楽しく絵コンテの色塗りができた」「アニメの仕事の話を聞いて楽しかった」と感想が聞かれました。

海ノ民話アニメーション「きゅうりの神さまと山辺神社」