三重県鳥羽市で「海女のトモカヅキ」の上映会を実施
活用イベント
2024年2月7日
一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年2月4日(日)、三重県鳥羽市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「海女のトモカヅキ」の上映会を鳥羽市立海の博物館で実施しました。
テレビや新聞などで開催を知った親子8組23人の参加者はまず、三重県の鳥羽・志摩地区の海女の生活とその歴史、そして海女たちが恐れていた海の妖怪「トモカヅキ」の伝説について、同館の平賀大蔵館長から話を聞きました。
続いて、参加者は「海女のトモカヅキ」のアニメを鑑賞。上映後、この民話が持つ学びについて平賀館長は「命を大切に、無理をしないというこの戒めは、海女だけでなく、陸で仕事をする人たちにも共通する」と参加者に語りかけていました。
上映会に続き、館内の「海女に関する展示」を見学するフィールドワークも実施。平賀館長と鳥羽市の海女・小寺めぐみさんが講師となり、海女が身に付けている魔除けや、古くから海女に伝わる持続可能な漁の手法について解説しました。参加した子どもたちはこの日の学びを絵日記にまとめ、海への理解を深めていました。