【表敬訪問】山梨県富士川町「まりつき唄」が完成
山梨県富士川町が舞台の海ノ民話アニメーション「まりつき唄」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が望月利樹町長を表敬訪問し、アニメーションが披露されました。
(日時)
2024年1月15日(月)14時~
(会場)
富士川町役場1階101会議室
当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメDVD贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。
山梨県富士川町の海ノ民話アニメーション「まりつき唄」はこんなお話▼
甲州(現在の山梨県)の呉服(ごふく)屋に仲のいい姉妹がいて、ある年、豊年を祝って2人で身延山(みのぶさん)もうでに出かけることになった。明け方船着き場に着いて、歩きつかれたこともあって先は舟(ふね)で行こうと2人は乗りこんだが、若い船頭は不慣れなのか、手つきもぎこちないものだった。一里半ほど進んだとき、「ここはあぶない天神ヶ滝(たき)よ」と言う船頭に、姉は「いますぐ舟をとめて」と必死でお願いしたが、「こんなところじゃとめられないよ」とつき放されたとたん、あっという間に舟は波にのまれ、姉妹は川に投げ出され……
<望月利樹町長のコメント>
時代とともにすたれていってしまう町の歴史を新しい形で後世につなぐことができてありがたい。
沿岸部と内陸部を結んだ川の道、自然と人間との共存、どうやって人々が生きてきたかを子どもたちに学んでもらえる素晴らしい機会になりました。
富士川舟運によってこの地域(富士川町)がかつて山梨県の物流の拠点であったことについて、地域の子どもたちが今後、ふるさとの歴史を学んでいくうえで、今回、制作していただいたアニメーションがその入口、よい題材になってくれればいいと願っています。