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【表敬訪問】鳥取県大山町「大山の阿弥陀さま」が完成

作品公開
2023年12月16日

鳥取県大山町が舞台の海ノ民話アニメーション「大山の阿弥陀さま」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が竹口大紀町長を表敬訪問し、アニメーションが披露されました。

(日時)
2023年12月15日(金)14時~
(会場)
大山町大山支所第一会議室

当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメDVD贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。

鳥取県大山町の海ノ民話アニメーション「大山の阿弥陀さま」はこんなお話▼
伯耆(ほうき)の国の大山(だいせん)から流れる川の河口で漁をしていたタツは、ある夜、海に光るものを見つけた。漁師たちが大きくしっかりした網(あみ)を作り、海に入れて引くと大きなつりがねが上がってきて、内側には阿弥陀如来(あみだにょらい)像があった。村人たちは、上流から流れてきたにちがいないと、つりがねと仏像を大山寺に寄進した。おぼうさんたちは、丈六(じょうろく。立った像なら高さ1丈6尺=4.8メートル、すわった像で高さ8尺=2.4メートル)の阿弥陀如来像を造り、海から上がった仏像をその首にあたる部分の中におさめ、お堂に安置した……

<竹口大紀町長コメント>
まずは、アニメ制作に関わられた多くの方々に感謝申し上げます。私もこの民話を文字で物語を知っていたのですが、アニメに可視化することで心に残る、印象に残るものとなりました。さらには、視覚優位と言われる最近の子ども達にとっては、こうしてアニメ映像で地域の民話を知ることが出来るということは、本当に深く長く語り継いでいくために大切な資源になると感じているところです。ありがとうございます。
企画段階から地域の皆様にも関わっていただいて、本当に最後まで熱のこもったアニメが出来たのだなと思っています。子ども達から、阿弥陀川の看板を見て「なんで阿弥陀川なの?」と聞かれることがあります。言葉で説明するのも大事ですが、このようなアニメで云われを説明出来ると、より子ども達の理解も進むのかなと思います。これから地域の大切な民話を人々の間で語り継いでいただけるようなDVDの活かし方、映像の活かし方をしていきたいなと思います。改めまして関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

海ノ民話アニメーション「大山の阿弥陀さま」

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