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山形県遊佐町で「鮭の招く石」の上映会・ワークショップを実施

活用イベント
2025年2月18日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年2月15日(土)、山形県遊佐町に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「鮭の招く石」の上映会・ワークショップを遊佐町立図書館で実施しました。

「鮭の招く石」は、鳥海山の麓にある永泉寺の横を流れる川に、何かに引き付けられるように大量の鮭が上ってきた為、不思議に思った和尚が川へ行って原因をつきとめ解決する――という物語。

上映会には、遊佐町内小学校に通う小学生及び遊佐町民の皆さん18名が参加しました。上映前、司会から「海と聞いて何を思いつきますか?」の質問に対して、遊佐町の子どもらしい海、川、山のつながりを認識させる回答があり、会場内の大人からは歓声が沸きました。アニメの舞台となった永泉寺に暮らす親子らも参加されており、上映後には地元の風景や恵みがアニメに描写されていることを喜んでいました。他の参加者からも知っている町の風景などが出ると喜びの声があがり、大変あたたかい雰囲気の上映会になりました。

上映会後は、アニメの一部に自分で声をあててみるアテレコ体験が行われました。3人1組のグループに別れ、それぞれがアニメに出てくる役を演じます。子供達の多くが練習中から役に入り込み、プロさながらのセリフ読みで参加した大人からは驚きの声があがっていました。
グループそれぞれが特色のあるアテレコを行っており、同じ場面にも関わらず飽きのこない時間となりました。アテレコ体験を通して、地元のアニメが子供達の中でより自分事化され、今後多くの子供達に波及していくことを願います。
また、アテレコ体験後には今回実行委員会でアニメを活用して作成した紙芝居の贈呈式も行われました。遊佐町立図書館に贈呈された紙芝居は今後地元の読み聞かせ団体などにより、完成したアニメと合わせて様々なイベントで活用していかれるということです。

参加者の声

・鮭がリアルに描かれていてびっくりした。(小学生女子)
・地元がアニメになって嬉しかった。(小学生男子)
・地元が舞台のアニメを子供達に見せられて良かった。(保護者)

海ノ民話アニメーション「鮭の招く石」

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