泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション67

おくらがはまとおかねがはま

お倉ヶ浜とお金ヶ浜

宮崎県( みやざきけん ) 日向市 ( ひゅうがし )

  • 九州・沖縄エリア
  • 2023年度
  • 水産資源保護
  • 地名等の由来
  • 本多敏行
ハマグリをひとりじめしたむすめと、
分け合ったむすめに、
別々の結末がおとずれた
  • 九州・沖縄エリア
  • 2023年度
  • 水産資源保護
  • 地名等の由来
  • 本多敏行

こんなお話...

別々の浜辺(はまべ)でハマグリをとってくらしている「お金(おかね)」と「お倉(おくら)」という2人のむすめがいた。ある日、どこからかボロをまとった旅のおぼうさんが現れ、お金に「ハマグリを分けてもらえないか」と声をかけると、「かごの中は石ころだよ!」と言って、ぷいっと横を向いてしまった。お金が家に帰ってかごを見ると、とったハマグリは本当に石になっていた。一方のお倉はおぼうさんに声をかけられると、わずかにとれた自分と母親の分のハマグリを差し出した。おぼうさんは情け深いお倉に感謝して、仏の導きがあることを告げ……

学びのポイント

宮崎県の日向灘(ひゅうがなだ)沿岸一帯は古くからハマグリの生息地であり、とくにお倉ヶ浜とお金ヶ浜は、特産地として有名です。ハマグリは、食用だけではなく、碁石(ごいし)の材料としても使われています。海からのめぐみは食料としてだけでなく、広く生活に根づいているのを知ることができます。また、この民話は海のめぐみを人と分け合うことの大切さを伝え、漁業のひとりじめや魚のとりすぎにより、人間の手で生態系(せいたいけい)をみだすことの危険を知らせています。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 ・キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 本多敏行
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
原画 本多敏行
動画 小野優華(ピー・アール・エー作画部)
色彩設計・色指定 寒河江舞夢
美術・背景 門野真理子
撮影 伊藤正弘
制作進行 宮本和也
制作協力 エクラアニマル
音響監督 沼田心之介
音楽 STARBASE
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
音響制作 ピーターパン・クリエイション
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
制作デスク 雄谷将仁、河野創太
アニメ制作プロデューサー 沼田友之介

ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 波房克典(ワールドエッグス)
PR 阪口あき子、柴田熊至(ワールドエッグス)、岸田結花(みなとカンパニー)
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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海ノ民話
ふるさと紹介

宮崎県 ( みやざきけん ) 日向市( ひゅうがし )

宮崎県の北東部で太平洋に面し、温暖で晴天に恵まれた地域。農業や畜産業が盛んで、林業や漁業も活発、さらに企業誘致も進んでいることから、1次産業から6次産業まで幅広く発展しています。歌人・若山牧水の生誕の地としても知られ、生家、記念文学館、公園を整備。

海のエピソード

  • 神武天皇のお舟出伝説の地として知られる美々津は、古い歴史を持つ廻船問屋等で栄えた港町で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている
  • 古くから東九州の海上交通の要衡として栄えていた細島は、市指定文化財の「旧高鍋屋旅館及び附属屋」が日向市細島みなと資料館として整備されている。現在も細島港は国の重要港湾に指定され、豊かな海を大切にしながら漁業を営む

民話スポット

お倉ヶ浜おくらがはま

日本でも有数のサーフポイントとして知られ、世界大会も開かれるほど。全長4キロにわたるビーチに大小さまざまな波がコンスタントに入るため、上級者から初心者まで楽しめます。年間を通してライディング可能。温水が出るシャワー室やロッカーがあるビーチハウス、海岸目前の駐車スペースを備え、近くにサーフショップやカフェもあります。

所在地

宮崎県日向市平岩

観光スポット

日向岬 馬ヶ背ひゅうがみさき うまがせ

日向岬の先端に位置する柱状節理の岸壁。海上から見ると馬の背のように見えることからこの名がついています。遊歩道の先端の日向岬展望台では、視野をさえぎるもののない太平洋の大パノラマを堪能。断崖絶壁にはガラス張りの突き出し展望台「スケルッチャ!」が2022年に誕生し、スリルを味わえる絶景スポットとなっています。

所在地

宮崎県日向市細島

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