泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション11

おなつととうへい

お夏と藤平

岩手県( いわてけん ) 普代村 ( ふだいむら )

  • 北海道・東北エリア
  • 2020年度
  • 漁・航海への安全
  • 地名等の由来
  • 古村静香
黒潮と親潮のぶつかる海は
海産物の宝庫だが、
航海の難所でもある
  • 北海道・東北エリア
  • 2020年度
  • 漁・航海への安全
  • 地名等の由来
  • 古村静香

こんなお話...

藤平(とうへい)という若い船乗りが乗る船が遭難(そうなん)し、普代村(ふだいむら)に流れ着いた。けがが回復するまで、藤平は村長の家ですごすことになった。村長の娘(むすめ)、お夏の世話によって藤平は回復し、2人は結婚(けっこん)を約束する仲となった。藤平は「必ずむかえにくる」と言い残して帰っていったが、次の年から藤平の乗る船が村の近くを航海しなくなり……

学びのポイント

太平洋に面した岩手県の三陸海岸は,、ほとんどが断崖絶壁(けわしく切り立ったがけ)です。江戸時代、東北と江戸を結ぶ太平洋側の東まわり航路と、日本海沿岸を通って瀬戸内海から大坂(おおざか)へ入る西まわり航路の、効率的な2つのルートが開かれ、明治の初頭までは、大きな木造船が日本列島周辺の海を活発に航海し、海運業のかなめとなっていました。三陸沖の東北の海は黒潮と親潮がぶつかる航海の難所である一方、栄養豊富な2種類の潮が混ざり合い、味のいい海産物に恵まれています。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 すぎはらちゅん
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 古村静香
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
原画・色彩設定 古村静香
美術・背景 渡辺由美
撮影 古村静香、赤坂幸平
制作協力 ゴリラ
音響監督 沼田心之介
音楽 蜂須みゆ
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
編集 中葉由美子(岡安プロモーション)
音響制作 ピーターパン・クリエイション
音楽プロデューサー 沼田友之介

アニメーション監修 杉井ギサブロー
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

岩手県 ( いわてけん ) 普代村( ふだいむら )

「青の国」と称される三陸北部のまち。東方一帯は太平洋に面し、海岸の隆起によって生まれた起伏の激しい沿岸地区に集落が点在しています。標高約150メートルの海岸段丘は絶景。

海のエピソード

  • 盛岡から東に直線距離で70キロほどだが、北上山系の山間部と沿岸の断崖絶壁から長らく陸の孤島と呼ばれ、物資輸送は船で行われていた
  • 親潮と黒潮がぶつかる三陸沖は世界三大漁場のひとつで、豊富な海の幸に恵まれて、水深も深いことからわかめとこんぶの養殖が盛ん

民話スポット

普代浜園地キラウミふだいはまえんちキラウミ

民話に登場する藤平松近く、約600メートルにわたって弓状に広がる白い砂浜。北三陸一帯では数少ない砂浜の海岸で、緑地公園、BBQ施設、シャワー室や更衣室などが整備されています。「浜の産直 きらうみ」では新鮮な海産物を販売。

所在地

岩手県下閉伊郡普代村7-29

観光スポット

陸中黒埼灯台りくちゅうくろさきとうだい

日本の灯台50選、恋する灯台に認定された、三陸復興国立公園内の断崖に建つ白亜の灯台。三陸鉄道普代駅から村営バスで約15分と、アクセス良好です。周囲には展望台、カリヨンの鐘、くろさき荘(宿泊・日帰り入浴)など、観光施設も充実。

所在地

岩手県下閉伊郡普代村2-84-4

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