泡

日本財団海と日本海のまちプロジェクト

今こそ伝えたい海の民話アニメーション

海ノ民話アニメーション10

おうかんのんどうゆらい

奥武観音堂由来

沖縄県( おきなわけん ) 南城市 ( なんじょうし )

  • 九州・沖縄エリア
  • 2019年度
  • 漁・航海への安全
  • 神様・仏様
  • 湯川高光
遭難した外国の船を助けたお礼に
観音がおくられ、島の守り神となる
  • 九州・沖縄エリア
  • 2019年度
  • 漁・航海への安全
  • 神様・仏様
  • 湯川高光

こんなお話...

遭難(そうなん)した唐(から・今の中国)の船乗りたちが、琉球(りゅうきゅう・今の沖縄)の奥武島(おうじま)に流れ着いた。島の人々は食事や衣類をあたえ、きずついた船乗りの世話をした。船乗りたちは無事に帰国できたらお礼に仏像をおくると約束し、ふるさとへと帰った。年月がすぎ、「仏像を安置してほしい」と唐から金の仏様がおくられて……

学びのポイント

海に生きる人々にとって、遭難の危機はとなりあわせという考えのもと、国境や人種を問わず、たがいに助け合う心意気を学ぶことができます。また、現在も続く奥武島海神祭では航海安全や豊漁が祈願され、海を通して中国と島民とのつながりや、海と共に生きるほこりと心がまえを感じることができます。

制作チーム

語り 四宮豪、冨田泰代
脚本 神尾香菜子
キャラクターデザイン・絵コンテ・演出 湯川高光
企画・製作 日本財団「海と日本プロジェクト」、
一般社団法人日本昔ばなし協会
原画・動画 湯川高光
色彩設定・仕上 鈴木英里 
美術・背景 篠原倫子
撮影 赤坂幸平
制作協力 ゴリラ
音響監督 沼田心之介
音楽 蜂須みゆ
録音 宮坂保彦
音響効果 中井雄介
編集 酒井心
録音・編集スタジオ ピーターパンスタジオ
制作協力 ピーターパン・クリエイション
アシスタントプロデューサー 沼田友之介

アニメーション監修 杉井ギサブロー
ゼネラルプロデューサー 沼田かずみ
プロジェクト監修 柴田熊至
監督/プロデューサー 沼田心之介
アニメーション制作 トマソン
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「海ノ民話アニメーション(動画・画像)」の教育・
まちづくり等へのご利用について

海ノ民話
ふるさと紹介

沖縄県 ( おきなわけん ) 南城市( なんじょうし )

沖縄本島南部にあり、市域は那覇空港から車で40分圏内。貴重な歴史・文化史跡や伝統芸能が残り、5.3キロ沖にある久高島は、神の島として崇敬される存在です。民話に登場する南部の奥武島(おうじま)は、約150メートルの奥武橋で陸地とつながっています。

海のエピソード

  • 奥武島では、漁船を使った漁のほか、もずくや海ぶどうの養殖業も盛ん。豊かな海産物を使った天ぷらを求め、週末は島内の店舗で行列ができる
  • 臨海地域は美しい海岸景観や貴重なさんご礁の海を持ち、ビーチや公園が点在する

民話スポット

奥武観音堂おうかんのんどう

かつて暴風のために漂着した中国船を救助し、そのお礼に送られた観音像をまつるために建立されたと伝えられています。正月や旧暦9月18日、旅立ち、受験などの際は、航海安全、豊漁、無病息災、大願成就、島の繫栄を祈願するなど、住民の精神的な拠り所となっています。

所在地

沖縄県南城市玉城奥武108

観光スポット

久高島くだかじま

琉球開闢の祖アマミキヨが最初につくったとされる島で、年間30を超える祭祀・行事が存在。琉球七御嶽(うたき)のひとつのクボー御嶽など、立ち入ってはならない聖域があります。安座真港から久高島の徳仁港まで高速船で約15分、フェリーでは約25分。観光客も多く来島し、観光案内所や、野菜工場もあります。

所在地

沖縄県南城市知念字久高

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