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【表敬訪問】広島県福山市「百貫島物語」が完成

作品公開
2024年2月2日

広島県福山市が舞台の海ノ民話アニメーション「百貫島物語」が完成し、一般社団法人日本昔ばなし協会 代表理事・「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が枝廣直幹市長を表敬訪問し、アニメーションが披露されました。

(日時)
2024年2月1日(木)15時~15時30分
(会場)
福山市役所6階 第2応接室

当日は、「海ノ民話のまち」認定証・完成アニメDVD贈呈、海ノ民話アニメーション上映、今後の上映会・フィールドワークなどについてのフリートークが行われ、地域における活用に期待が高まりました。

広島県福山市の海ノ民話アニメーション「百貫島物語」はこんなお話▼
昔、近江(おうみ)の武将(ぶしょう)が安芸の宮島へのお参りの帰り、暴風雨にあって代々伝わる家宝の刀を海に落としてしまった。鞆(とも。現在の福山市の港町)の漁師たちに「金を出すので海にしずんだ刀を取ってきてほしい」とたのんだが、この海にはサメが出るため、だれも行こうとしなかった。「鞆の漁師はおくびょう者ばかり。情けないやつらだ」とののしったところ、漁師のなかから一人の若者が、「鞆の漁師の名がきずつけられては引っこんではおれん」と名乗り出た。若者は海に飛びこみ、刀をくわえてうかびあがってきたが、刀をわたすと……

<枝廣直幹市長のコメント>
広島県初の認定ということで大変喜ばしく思っている。​
私自身もこの「百貫島物語」を以前から存じ上げていたが、​次世代を担う子どもたちが、地元の民話をより容易に理解できる​そういう機会になると思う。​
市として、海ノ民話のまちに認定頂いたことで​このアニメを市民はもとより、市外から福山市、鞆の浦にお越しの観光客の目にも​触れる形で、活用を進めてまいりたい。​
具体的に、認定証とアニメのDVDは市役所ロビーに飾りたい。​

海ノ民話アニメーション「百貫島物語」

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