北海道小樽市で「オタモイ地蔵」の上映会を実施
一般社団法人日本昔ばなし協会は2026年3月8日(日)、北海道小樽市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「オタモイ地蔵」の上映会を小樽市立塩谷小学校で実施しました。
北海道小樽市の海ノ民話アニメーション「オタモイ地蔵」はこんなお話▼
裕福な医者の娘と若い職人は身分の違いを越えて恋に落ちるが、父に引き裂かれる。娘は北前船に忍び込むが女人禁制の掟を破った船は嵐にのまれ、命がけの選択を迫られる。深い愛が導くその決断の行方は、今も海辺に残る地蔵に祈る人々の心に静かに息づいていて……
上映会
民話ゆかりの地であるオタモイ海岸からほど近い塩谷小学校で上映会を実施。吹雪という厳しい天候の中にもかかわらず、定員80名を大幅に上回る約140名の住民や子どもたちが参加しました。
プロジェクト説明後に、さっそく海ノ民話アニメーション「オタモイ地蔵」を上映。上映が終わると、会場からは大きな拍手が起こりました。

上映後には、地質学の松田義章氏と地域史研究者の高野宏康氏、沼田心之介アニメ監督を交えたトークセッションを実施。沼田監督は、断崖絶壁に佇むオタモイ地蔵尊への過酷なロケハンのエピソードや、このアニメの特徴を明かしました。
続いて、松田氏がなぜオタモイがニシン漁の好漁場となったのかを地質学的視点から解説。さらに、オタモイ海岸が世界的にも珍しい地質であることにも触れ、参加者は多角的に地域の海について学びました。

参加者の声
「アニメとして形に残してもらえてありがたい」(地域住民)
「小樽のルーツや北前船について、後世に伝える大切な資料になる」(地蔵尊を守る団体関係者)