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歴史が変わっていた!?滋賀県長浜市の海ノ民話「堀止地蔵」とは

地域の話題
2022年1月19日

滋賀県長浜市は、日本最大の湖、琵琶湖の北に位置し、その昔は長浜城を中心に栄え北陸と京都を結ぶ琵琶湖水運の要の街としても発展してきました。

今回のアニメになった民話は、平清盛が日本海と琵琶湖を運河でつなごうとした際、掘削作業により地蔵が出てきたことから運河造りをあきらめ、その地蔵をまつったとされるお話です。

工事中に現れたのは・・・

平安時代の末期、平清盛が琵琶湖と日本海を結ぶ運河を計画し開削工事が行われていましたが、通行がもっとも困難とされていた深坂峠がある深坂山で地蔵が姿を現し工事を断念せざるを得なくなったと伝えられています。この時現れた地蔵(深坂地蔵)は、堀止地蔵とも呼ばれ現在でも大切に祀られています。

琵琶湖と日本海を結ぶ運河は、その後何回か計画されましたが現在でも実現していません。お地蔵さまが、工事の危険性そして自然破壊への警鐘を鳴らし続けているのかもしれませんね。

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