宮城県石巻市で「海から上がった観音様」の上映会・ワークショップを実施

一般社団法人日本昔ばなし協会は2025年2月11日(火)、宮城県石巻市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「海から上がった観音様」の上映会・ワークショップを宮城県石巻市の石巻かわまち交流センターで実施し、石巻市民80名が参加しました。
海ノ民話アニメーション「海から上がった観音様」はこんなお話▼
漁師の又七が三石崎の沖に網を投げ入れたところ、何かに引っかかり引き上げることができません。その夜、網が絡まって苦しんでいる金の馬に乗った観音様が又七の夢の中に出てきて観音堂を建ててほしいと語り掛け、又七は立派な観音堂を建てました。堂が完成したその夜、三石崎の岩場には、海から観音堂に向かって馬の足跡がついており、観音堂の前には又七の網が――。

上映会では、民話の舞台となった石巻市田代島ご出身(現在塩竈市在住)で、この民話を採集し物語に仕立て上げた阿部勇雄さんにお話しいただいたほか、民話アニメに登場する三石崎周辺の映像を上映。参加者は、田代島の港から三石観音、三石崎近辺の断崖から海に至るまでの道のりや、「海から上がってきた馬の足跡」のような窪みなどを映像で確認しました。

そして、アニメ作品を鑑賞した石巻市在住の方や田代島の出身者とその家族は、民話を通して懐かしみ、自分たちの地元がアニメ化されていることに感激している様子でした。
続いて「顔はめパネル」制作ワークショップを実施。石巻専修大学で田代島の歴史や民族を研究するボランティアチームにお手伝いいただきながら、参加者はパネルに背景を描きました。あわせて田代島の歴史などについても解説を聞き、海ノ民話への理解を深めました。
