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石川県七尾市で「蛸神さま」の上映会を実施

活用イベント
2024年6月21日

一般社団法人日本昔ばなし協会は2024年6月18日(火)、石川県七尾市に伝わる民話を題材にした海ノ民話アニメーション「蛸神(たこがん)さま」の上映会を七尾市立能登島小学校で実施しました。

「蛸神さま」は、三郎助という名の信心深いおじいさんのお話。ある日三郎助は、大ダコに乗って海から現れた八幡様の像を持ち帰り、大切に家の中にまつります。数年後、村は大火に見舞われますが、三郎助の家だけは、あの大ダコが屋根に乗って守ってくれたおかげで焼け残った――というストーリー。

この日は、当協会代表理事で「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督の沼田心之介が茶谷義隆市長を表敬訪問し、完成アニメパッケージと「海ノ民話のまち」認定証を贈呈しました。茶谷市長からは、ほかにも数多くの民話や、それにまつわるお祭りがあり、インバウンド向けの情報発信に力を入れることで復興を推し進めていきたいとのお話をいただきました。

<茶谷義隆市長のコメント>
七尾は港で栄えた町です。古くからそういう神話があるんだろうと思っています。「蛸神さま」のアニメを見ていただいたら、能登島の魅力が伝わるのではないかと思います。

能登島小学校で実施した上映会には、同校の4年〜6年生の児童と地域の皆さんが参加。市役所からかけつけた茶谷市長も一緒に民話アニメを鑑賞し、「こういう物語がある能登島に生まれたことを誇りに持ってほしい」と子どもたちに語り掛けていました。

<アニメ監督・沼田心之介のコメント>
能登半島地震の影響で、実際に「蛸神様」が上陸したといわれる港は部分的に水没しており、アニメ製作に関わってくださった地域の方々のご自宅も床まで浸水したと聞きました。改めて、七尾市の復興のために協力していきたいとの思いを強くしました。

海ノ民話アニメーション「蛸神さま」

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